ここから本文です
Yahoo!ファイナンス
投稿一覧に戻る

日経平均株価【998407】の掲示板 2024/04/30

NHK朝の連続テレビ小説『虎に翼』の「共亜事件」は
昭和初期の日本を揺るがす大事件「帝人事件」をモデルにしている。

「帝人事件」は、台湾銀行と帝国人造絹絲株式会社を巡る政治が絡んだ大規模な贈収賄事件で、以下の16人が起訴された。
政財界の重鎮、そして当時の斎藤内閣の大臣らの逮捕・起訴は日本を揺るがす大事件に発展した。

昭和10年月22日に東京刑事地方裁判所で開廷する。
メディアはこれに食いついて激しく非難し、検察を支持した。
この事件がこれほどの騒動に発展した背景の一端には、当時の国民の政治への不信や腐敗した政財界への嫌悪感、そして世論を扇動していたメディアの存在もあったのである。

被告人らは一貫して無罪を主張し続け、議会でも検察当局による“人権の蹂躙疑惑”が度々取り上げられたが、
その後も裁判は長引いた。
昭和12年12月22日、被告人16人の無罪判決が言い渡されるまで、じつに266回に及ぶ公判を経ている。
被告人当人らはもちろん、その家族や親族にとっても長く苦しい日々だったことは言うまでもない。

検察の暴走は
戦後も続いている。