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日経平均株価【998407】の掲示板 2024/04/22

日経平均、NVIDIA株安が重荷(先読み株式相場)2024年4月22日 8:02
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFL2207Q0S4A420C2000000/

22日の東京株式市場で日経平均株価は売りに押される展開となりそうだ。中東の地政学リスクへの警戒感から前週末に1011円下げた反動で自律反発を狙った買いは入りやすいものの、ハイテク株からの資金流出が続くなかで米エヌビディアが大幅安となったのは半導体関連の売りを促す可能性が高い。日経平均は前週末終値(3万7068円)から400円ほど安い3万6600円台までの下落余地がありそうだ。

19日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続伸し、前日比211ドル(0.55%)高の3万7986ドルで終えた。アメリカン・エキスプレスなど決算の内容が評価された銘柄やディフェンシブ株の一角に買いが入った。一方、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は6日続落し、2%を超える下げとなった。なかでもエヌビディアは10%安と下げが目立った。

米景気の堅調さやインフレ圧力の根強さを背景に、このところ米連邦準備理事会(FRB)高官からは利下げ転換に慎重な発言が相次いでいる。シカゴ連銀のグールズビー総裁はこの日、直近3カ月の米経済指標が底堅さを示したことを受け、「(利下げに)動く前に、(インフレの沈静化が)はっきりするのを待つのが理にかなっている」と語った。

イスラエルがイランを攻撃したと米東部時間18日夜に伝わると、米長期金利は4.49%に低下する場面があったが、その後は再び4.6%台まで戻している。金利の上昇局面で売られやすいハイテク株には売りが続いている。

中東情勢を巡るリスク回避の売りが欧米市場では強まらなかったことはいったん日本株の買い戻しを誘いそうな半面、これまでの相場のけん引役だった半導体関連への逆風は強まっており、日経平均の持続的な上昇は見込みづらい。相場は後場にかけて崩れる展開も想定される。

日本時間20日早朝の大阪取引所の夜間取引で日経平均先物は横ばいだった。6月物は前日の清算値と同じ3万7100円で終えた。

個別では日産自動車(7201)に注目だ。世界販売の見通しが計画を下回ったことなどを理由に前週末、2024年3月期(前期)の連結業績予想を下方修正した。歴史的な円安局面にもかかわらず業績が下振れたことをネガティブに受け止めた売りは膨らむことも考えられる。

きょうは4月の中国最優遇貸出金利(LPR)が発表される。