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日経平均株価【998407】の掲示板 2017/01/17

最近になって日本の学界では「軍事研究」議論が起きていて、妙な気配が感じられる。科学者代表機関の日本学術会議はその間「軍事目的の科学研究はしない」という決意を表明してきたし、これが大学や研究機関の運営方針のようになっていた。

しかし2015年に日本防衛省が「安全保障技術研究推進制度」を創設し、学界の流れも変わっている。大西隆・日本学術会議会長は「戦争を避ける軍事研究」という名分で雰囲気の形成に乗り出した(朝日新聞1月12日付)。

国家機密と直結する軍事技術研究は着手すると手を引きにくいという属性がある。日本が軍事強国に進む雰囲気が漂う。自国の軍事力が強まれば韓半島(朝鮮半島)に対する日本の発言力も強まるだろう。

安倍政権は「力強い経済があってこそ政治は安定する」という立場だ。経済界も経済優先を提言する。今後も「政経が協力して国力を高めていこう」という姿勢を維持するだろう。

日本経済界を率いる経団連の榊原定征会長は「日本丸という船が暴風雨のなかを漂流しているときに船長と機関長がけんかし、互いを批判し合う暇はない」としてオールジャパン(all Japan)の一致団結を訴える。

崔順実(チェ・スンシル)ゲートで五里霧中の韓国の全経連とは違う状況だ。日本の政経「協力」を韓国でよく使う「癒着」という形で把握すれば歪んだ解釈だ。「日王のお言葉」や「国力増強」というスローガンの前では政治家も財界人も民間人も不平を言わずに無条件に結束するのが日本という国だ。

詩人・尹東柱の「序詩」に「そして自分に与えられた道を歩んでいかなければいけない」という一節がある。この一節をよく守っているのが日本人だ。日本人には「全体をつかむ」という発想より、与えられた仕事を熱心にすることに生活の重点が置かれる。特に全体が一緒にすることには反抗できないという側で慣れている。

日本人の心理描写として「赤信号みんなで渡れば怖くないとは」という言葉が広く知られている。よく考えてみるとぞっとする言葉だ。韓国人には「自分が道を作り出す」という勇気もあるだろうが、それがむしろ不協和音を生んで国力増進には障害物になったりもする。

韓国経済新聞