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日経平均株価【998407】の掲示板 2015/09/23

今回の日露外相会談では日本は北方領土の話し合いをしたとなっていますが、ロシア側はロシアに投資をすれば両国間によい関係が生まれるとして、全く噛み合っていませんが、ロシア側からの提案に北方領土の開発に日本企業が加わるよう¨誘い¨があったはずです。

そして日本が参画しないのであれば中国、韓国企業に依頼する(発注する)だけであるとして、言わば踏み絵を迫られたはずです。

ロシア側は北方領土は戦後にロシアに編入されたものであり北方領土は返さないと一貫しており、返すどころか反対に実効支配を強めており、プーチン大統領の訪日をして欲しいのなら北方領土返還は諦めて開発に出てこい、となっているはずです。

またウクライナ問題でのロシア制裁は今や骨抜きになってきていますが、ここで日本が抜け駆け的にプーチン大統領訪日を決めた場合、制裁参加国から総批判を浴びることもあり得ます。
(西側の制裁参加国の多くは意味のないロシア制裁は止めたいとなっており、ここで日本がプーチン大統領訪日を決めた場合、日本を批判しながら、日本が制裁は破ったのだから自分も破るという理由付けに利用されることもあり得ます。

どちらに転びましてもロシアには害はないわけですが、日本にとっては失うものの方が多いと言えます。

中には日本がロシアと仲良くなることで中国・ロシア間に楔を打ち込むというとんちんかんな意見を述べる専門家もいるようですが、このような専門家の意見を聞いてロシア外交をやっているとすれば、ロシア・中国からすれば、¨おめでたい国¨だと見られるだけです。


日本はロシアと中国とどう対峙していくのか、総合的な戦略がなく、今後もロシアと中国に翻弄されることになりますが、ロシアのラブロフ外務大臣の経歴を見れば日本どころか西側の外務大臣で対峙出来るものなどいないと言えます。
それほど老練な政治家でもあり外交官でもあると言えるからです。

まだ、¨ミスターニエット¨の方が分かりやすく、やり易かったと言われている位であり、ラブロフ外務大臣が君臨している間は何をしても駄目でしょうし、日本の¨二枚舌外交¨はまず通じません。