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日経平均株価【998407】の掲示板 2015/09/19

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*** 強く売りたい 2015年9月20日 03:13

コラム:米利上げ見送りで日銀に「試練の秋」=岩下真理氏
岩下真理SMBCフレンド証券 チーフマーケットエコノミスト

[東京 18日] - かつて、これほどまで米金融政策に対する市場の見方が二分したことがあっただろうか。異例の状況下で迎えた9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)は結局、利上げを見送った。
 FOMC声明文とイエレン連邦準備理事会(FRB)議長会見は、予想以上にハト派の印象を与えるものだった。株式相場が混乱した8月以降、主要な国際金融会合を欠席し、公の場に登場しなかったイエレン議長の発言は慎重過ぎた。
 筆者は昨年末に2015年の最重要案件は米金融政策の正常化と考えていたが、その実現のハードルはまだ高いようだ。世界経済のけん引役である米国でさえも、金融政策の正常化ができない現実が示され、株式市場は不安定な相場から抜け出す機会を失ったように見える。
 今回のFRBの対応は、市場との対話の難しさを改めて露呈したが、今後の日銀、欧州中央銀行(ECB)の政策判断にも影響を与える可能性があろう。

<10月利上げの可能性も低下>
 今月4―5日に開催された20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議は共同声明に「いくつかの先進国で金融引き締めの可能性がより高まっていることに留意する」との表現を盛り込み、FRBの名指しを避けながらも、慎重な対応を促した。
 筆者はこれを踏まえて、石橋をたたいて渡ってきたイエレンFRB議長が、国際情勢に配慮し慎重に対応すると見ていた。その通りではあったが、利上げ見送りの理由として、「国際情勢」だけではなく、「短期的なインフレ率の低下圧力の可能性」を挙げた点は重く受け止めている。
http://jp.reuters.com/article/2015/09/18/column-mariiwashita-idJPKCN0RI0VE20150918?rpc=122&sp=true