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日経平均株価【998407】の掲示板 2021/11/27

杞憂で終わればいいがが、新変異株出現?終わりそうでない?
古代中国、杞の国に、今にも自分の上に天が崩れ落ちて来るのではないかと心配して寝食すらまともにできなくなってしまった人がいた。この杞人の憂いを「杞憂」と言い、今では「いらぬ心配をすること」という意味で一般的に通用している。

ただその用法には状況に応じて概ね2通りが存在し、1つは「そんなことは杞憂だよ」といった不安の打ち消し、もう1つは「杞憂に終わればいいが」といった一抹の不安の持ち越しである。



今現在においては小康状態にあるとは言え、新型コロナウィルス感染症の波はこれまでで通算5回あり、それを以下にまとめると、
2020年春の第1波
2020年夏の第2波
2020-2021年冬の第3波
2021年春の第4波
2021年夏の第5波
となる。

一目して気になるのは、2020年は春夏冬と波が来て、2021年は春夏の波の後はやはり昨年と同様に秋は小康状態となっていて、さてこの冬がどうなるか、といったところであろう。記録は2年分しかないけれど、少なくともこれまでのところは見事な季節性を見せていると言えるのではないだろうか。とすれば、恐いのはまさしくこれから始まろうとしている冬ということになる。

もちろん去年の冬とは状況は異なる。一番大きいのはワクチンが一通り行き渡ったことである。「もしかしたら今年も…」といった心配は「そんなことは杞憂だよ」の方かもしれない。

とは言え「杞憂に終わればいいが」の方も否定できないところがある。新たな変異株出現の可能性、ワクチン効果の持続性の問題、一番大きいのが未だワクチンが行き渡る前に勝手に収束した直近第5波の謎など不安材料の方もなかなかに多いからだ。