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日経平均株価【998407】の掲示板 2021/07/19

>>5242

今、世界的に注目されている新型コロナ感染症の特効薬といわれる治療薬イベルメクチン。それは日本が生み出したノーベル生理学・医学賞受賞者・大村智(さとし)博士が発見した薬である。

 現在は世界約25カ国で使用され、劇的に感染者数や死亡者数を減らすといった効果が次々と報告されている。その現状について、先週号の本誌では大村博士が科学的根拠のもと冷静に、しかし率直に心境を語り、大きな反響を呼んだ。

 今週はそのイベルメクチンへの考察をより深めていきたい。まずは新型コロナ感染症への効果についてだ。

 昨年3月、米国の救急救命医学領域の医師たちにより設立されたFLCCCは、世界のイベルメクチンの臨床試験を調査・解析し、「新型コロナ治療薬として有効」と使用を推奨してきた。

 そしてイベルメクチンを予防的に投与すれば85%、初期治療で76%、後期治療で46%に効果があり、致死率の改善も70%に上ったとしている(6月21日現在)。

 その一方、世界保健機関(WHO)は「証拠が非常に不確実で、いかなる患者にも使用すべきではない」との立場を貫き続けている。その理由は欧米など先進国での治験が少なく、製薬会社や大学による数千人単位の治験が行われていないからだという。そのWHOに、大村博士はこう反論した。

「世界各国ではすでに約80件の臨床試験が行われています。その多くは病院の態勢が整わず、感染が拡大しても有効な治療薬がないことに苦慮してイベルメクチンを使用した発展途上国のものです。だから一つ一つの治験の対象人数は確かに少ない。でもFLCCCがそういった治験をメタ解析(※1)した結果、イベルメクチンは新型コロナに効果的だと結論づけているのです」