日経平均株価【998407】の掲示板 〜2014/12/15

>>6225671

日本の戦闘機が負けたのはエンジンが非力だったこともあるが、軽快さを重視するあまり、防御を軽視したからだ。
ゼロ戦の操縦席には後方に防弾鋼板が無かった。そのため、パイロットが狙われてベテラン・パイロットの多くを失ったことが大きい。
さらに燃料タンクも米機のように防漏のためのゴム皮膜が無かったので、タンクが被弾するとたちまち火だるまになった。

栄エンジンは中島製だが、中島は戦前米Ｐ＆Ｗのエンジンをライセンス生産していた関係で、部品などはＰ＆Ｗと共通規格のものを使っていた。
米国でゼロ戦が飛行可能に復元できたのは、エンジン部品が米Ｐ＆Ｗと同規格なために、米国で交換部品を調達できたことが大きい。

航空エンジンは昔も今もイギリスが世界トップだ。
バトル・オブ・ブリテンで英国を勝利に導いたスピット・ファイアのロールス・ロイス・マーリンはレシプロ・エンジンの最高峰で、米国もライセンス生産してＰ－５１ムスタングに搭載した。
ムスタングが第二次大戦の最優秀戦闘機とされたのは英国のマーリン・エンジンを積んだことが大きい。