投稿一覧に戻る SBIインシュアランスグループ(株)【7326】の掲示板 2021/03/05〜2022/07/01 258 ms0***** 2021年8月12日 15:18 >>256 保険会社の収益モデルは特殊なので、保険同士で比較した方がいいと思い、以前(数カ月前の時点の会計情報で)、他の生損保と「株価/計上収益(いわゆるPSR的なもの)」を計算したらこんな感じになりました。横這いで成長性が無いメガ損保・4大生保と同程度の評価しかされておらず、明らかに実力値よりも著しく低く評価されています。 ・SBIインシュアランス PSR :0.37 ・ライフネット生命 PSR :3.69(収入伸び率20%強) ・SOMPOホールディングス PSR:0.41(収入伸び率2%強) ・MS&AD PSR :0.40(収入伸び率マイナス5%) ・東京海上 PSR :0.66(収入伸び率マイナス0.1%) ・第一生命 PSR :0.30(収入伸び率マイナス3%) ライフネット生命だけ飛びぬけてPSR(的なもの)が圧倒的に高く、市場から評価されていますが、これがバブルかというとそうじゃないと思っています。MCEV(保有する保険契約などから企業価値を算出した指標) が970億円なのに対して、時価総額が670億円なので、妥当なバリュエーションがされているかと思います。(なお、SBIインシュアランスはMCEVなどの指標は出していない認識です。) では、ライフネット生命とSBIインシュアランスを比べるとどうなのかというと、成長率はライフネット生命の方が上(SBI生命だけを取り出すと成長率も負けていないのですが…)で、一方で、利益率は圧倒的にSBIインシュアランスの方が上になります。(なお、ライフネット生命は赤字垂れ流し手いますが、今度何十年に渡って得られる収益を、単年の募集コストで獲得するモデルなので、赤字垂れ流しで正常です。むしろ、SBIグループの顧客基盤を活用することで、募集コストを抑えて利益を出しているSBIインシュアランスの方が異常です。) なので、成長性と利益率で差し引き、本来評価されるべきPSRはトントンなのかな…というのが個人的な感触です。もしかしから、契約期間が長い生保の方が、契約期間が短い損保・少額短期保険よりもストック性が高いとして、高めに評価されるべきかもしれません。とはいえ、どんなに少なく見積もっても、0.37の3倍の1.11倍ぐらいはいかないと(つまり時価総額1000億円以上レベルにならないと)、実力値には全く見合わないのではないか…というのが、私の見解です。 そう思う50 そう思わない4 開く お気に入りユーザーに登録する 無視ユーザーに登録する 違反報告する 証券取引等監視委員会に情報提供する ツイート 投稿一覧に戻る
>>256
保険会社の収益モデルは特殊なので、保険同士で比較した方がいいと思い、以前(数カ月前の時点の会計情報で)、他の生損保と「株価/計上収益(いわゆるPSR的なもの)」を計算したらこんな感じになりました。横這いで成長性が無いメガ損保・4大生保と同程度の評価しかされておらず、明らかに実力値よりも著しく低く評価されています。
・SBIインシュアランス PSR :0.37
・ライフネット生命 PSR :3.69(収入伸び率20%強)
・SOMPOホールディングス PSR:0.41(収入伸び率2%強)
・MS&AD PSR :0.40(収入伸び率マイナス5%)
・東京海上 PSR :0.66(収入伸び率マイナス0.1%)
・第一生命 PSR :0.30(収入伸び率マイナス3%)
ライフネット生命だけ飛びぬけてPSR(的なもの)が圧倒的に高く、市場から評価されていますが、これがバブルかというとそうじゃないと思っています。MCEV(保有する保険契約などから企業価値を算出した指標) が970億円なのに対して、時価総額が670億円なので、妥当なバリュエーションがされているかと思います。(なお、SBIインシュアランスはMCEVなどの指標は出していない認識です。)
では、ライフネット生命とSBIインシュアランスを比べるとどうなのかというと、成長率はライフネット生命の方が上(SBI生命だけを取り出すと成長率も負けていないのですが…)で、一方で、利益率は圧倒的にSBIインシュアランスの方が上になります。(なお、ライフネット生命は赤字垂れ流し手いますが、今度何十年に渡って得られる収益を、単年の募集コストで獲得するモデルなので、赤字垂れ流しで正常です。むしろ、SBIグループの顧客基盤を活用することで、募集コストを抑えて利益を出しているSBIインシュアランスの方が異常です。)
なので、成長性と利益率で差し引き、本来評価されるべきPSRはトントンなのかな…というのが個人的な感触です。もしかしから、契約期間が長い生保の方が、契約期間が短い損保・少額短期保険よりもストック性が高いとして、高めに評価されるべきかもしれません。とはいえ、どんなに少なく見積もっても、0.37の3倍の1.11倍ぐらいはいかないと(つまり時価総額1000億円以上レベルにならないと)、実力値には全く見合わないのではないか…というのが、私の見解です。