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>>674

ヴェ

4月11日
・株が足りない 日銀が変えた需給、ニューノーマルの投資術
「構造的にショート(空売り)がやりにくくなっている」。
機関投資家向けに日本のロング・ショート戦略のファンド手掛けるアセットマネジメントOne坂井義隆氏は日本の株式市場の変化を感じている。
ロング・ショートは割高な銘柄を売り持ち、割安銘柄を買い持ちする戦略で、空売りは運用上欠かせない。
運用成績は良好なものの、足元ではより一層ショートの対象銘柄を選ぶことに神経質になっている。
背景にあるのが、日本の株式市場における需要構造の変化。
日経平均株価は新型コロナ禍に見舞われた2020年に16%上昇。しかしその間、海外投資家は現物と先物で6兆円売り越す。
東証の売買代金の7割を占める外国人投資家が大きく売り越したのにかかわらず、日本の株式相場は上昇。

・株が足りない 日銀が変えた需給、ニューノーマルの投資術
株価への上昇圧力を生み出している第1の変化が日銀 <8301> [終値36900円]による上場投資信託(ETF)の買い入れ。
日銀は2010年にETFの購入を始め、継続的にETFを通じて日本株を買っている。
株価下落時にETFを買い下値を支えるというのが、市井の投資家が描く日銀の姿に。
ポイントは日銀が株式を放出しない主体であるということ。
ETFの購入を始めて10年超、日銀がETFを討ったことはない。
日銀が保有するETFの時価は50兆円を超えた。
株式市場から見ると、日銀は現状では株式を吸収する主体にみえる。

・株が足りない 日銀が変えた需給、ニューノーマルの投資術
第2の変化が、自社株を買い入れる上場企業が増えたということ。
企業統治改革の進展で、上場企業も株式を市場から吸収する主体として定着した。
半面、実質的な希薄化を招く自社株の売り出しなどの行動は忌避される傾向が強まっている。
一部の「品薄株」の価格高騰しているのが今の日本株の実相。