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Joby Aviation
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1.他社からエンジニアを採用することで、以前にも営業秘密の不正使用に関する訴訟に巻き込まれたことがある。

2.2025年7月20日、キヴォークはジョビーに対し、アーチャー社に転職する旨を通知した。競合企業間の「冷却期間」を設けるため、ジョビーはキヴォークの最終出勤日を7月22日としたが、雇用契約上は2025年8月3日までジョビーに在籍していた。

3.2025年8月5日、ジョビーは戦略的パートナーである大手不動産開発業者(以下「開発業者」)から憂慮すべき連絡を受けた。ジョビーと開発業者が排他条項を含む拘束力のある契約を締結した数か月後、アーチャー社が開発業者に接触し、取引を提案してきた。しかしアーチャー社は白紙の状態で接触したわけではなかった。開発業者がジョビーに送ったメールによれば、アーチャー社はジョビーと開発業者との機密性の高い戦略的提携の存在だけでなく、その契約内容の詳細まで把握していた。実際、アーチャー社の提案はジョビーの契約を弱体化させるように調整されていた。このことから開発業者は、ジョビー在籍時に同業者と関わりのあったキヴォークが情報を漏洩したに違いないとジョビーに伝えた。

4.ジョビーは、開発業者との関係に干渉し、機密情報を不正に開示・利用したことに懸念を抱き、外部業者を雇ってキヴォークの退職後に無効化されたジョビーのアカウントおよび支給されたノートパソコンのフォレンジック調査を実施した。その結果は衝撃的だった。キヴォークが退職を申し出る2日前、彼はジョビーのシステムから数十件のファイルをダウンロードしていた。同日、彼はさらに複数のファイルを自身の個人メールアカウントに送信していた。

5.キヴォークが持ち出したファイルには、開発業者との契約情報に加え、ジョビーの航空機と運用に関する機密情報、事業および規制戦略、インフラ戦略、将来のバーティポートや空港アクセスに関するサイト分析など、非常に価値の高い営業秘密が含まれていた。キヴォークがこれらのファイルをダウンロードする正当な業務上の理由はなく、ましてや個人アカウントに送信するなど言語道断であった。彼は2日後に退職することを確実に認識していたはずである。

6.キヴォークの不正行為はファイルのダウンロードや送信にとどまらなかった。ジョビーの調査により、彼がジョビーのシステム内の数百件のファイルのセキュリティ権限を変更し、ジョビーが管理していない別の個人メールアカウントを「所有者」として追加していたことが判明した。この変更により、キヴォークはその個人アカウントのログイン情報を使って、ジョビーの機密ファイルに後日アクセスできるようになっていた。これはジョビーの従業員機密保持ポリシーに違反する行為である。

7.2025年8月11日、ジョビーはキヴォークおよびアーチャー社に対し、ジョビーの営業秘密およびその他の専有情報の使用を即時に停止し、返還するよう要求した。キヴォークは弁護士を通じて対応したが、要求に対して曖昧な態度を取り、ファイルの返還を繰り返し拒否した。一方、アーチャー社は不正行為を否定し、キヴォークのデバイスに対するフォレンジック調査を実施したと主張した。しかし、アーチャー社はその「調査結果」をジョビーに提供することを繰り返し拒否し、開発業者との契約の存在やその機密内容をどのようにして知ったのかについても説明していない。

8.eVTOL業界の健全な発展と公正な競争を守るため、ジョビーは今後の営業秘密や専有情報の漏洩を防止し、アーチャー社およびキヴォークによって既に生じた損害の救済を求めて本訴訟を提起する。

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