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Joby Aviation
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カリフォルニア州サンタクルーズ — 2025年11月13日 — Joby Aviation, Inc.は本日、タービン電動型の自律飛行VTOL(垂直離着陸)機の初飛行を発表しました。

この試験機は、Jobyの完全電動エアタクシー・プラットフォームを基盤に、ハイブリッド・タービン動力系と同社の自律飛行技術「SuperPilot™」を統合することで、航続距離と搭載能力の向上を実現しています。Jobyのハイブリッド航空機は、長距離エアタクシー運航に加え、民間・商業・防衛分野への販売など、幅広い用途が期待されています。

飛行試験の開始は、Jobyが航空機コンセプトを発表し、L3Harris Technologies(NYSE: LHX)との新たな提携を発表してからわずか3か月後のことです。L3Harrisは、センサー、エフェクター、通信、協調型自律技術など、プラットフォームのミッション化に関する確かな専門知識を有しています。

L3Harrisは、Jobyの商用ハイブリッド航空機に防衛用途向けの装備を施す計画であり、競争環境下での兵站支援、「忠実な僚機」運用、低高度支援などの任務に対応することを想定しています。米国政府は、耐性・自律性・ハイブリッド推進を備えた次世代航空機の取得を優先事項と位置づけており、FY26(2026会計年度)予算では、次世代プラットフォーム向けに90億ドル超の予算を要求しています。

「これまで以上に迅速かつコスト効率よく、最新技術を米軍の手に届ける方法を見出すことが不可欠です」と、JobyのCEO兼創業者であるJoeBen Bevirt氏は述べています。「当社の垂直統合体制は、この目標の実現において他に類を見ない優位性をもたらします。構想から実証へ、そして実証から実運用へと、現在の航空・防衛業界では前例のないスピードで展開できるのです。」

本機は、11月7日にカリフォルニア州マリーナにあるJobyの施設で初飛行を完了しました。今後は地上および飛行試験を継続し、2026年に予定されている政府関係機関との運用実証に参加する予定です。

「二用途技術の魅力は、双方向に価値を生み出す点にあります」と、Bevirt氏は語ります。「当社の実証済み技術スタックを基盤とすることで、パートナーは国防総省向けに新たな能力を迅速に提供でき、当社はハイブリッドおよび自律システムの成熟度を高める恩恵を受けられます。その結果として、長距離ハイブリッドVTOLミッションから商用空域での自律運航まで、商業用途への道も切り拓かれることになるのです。」

「将来の戦場では、無人システムが有人プラットフォームを補完することが不可欠です。Jobyとの提携は、防衛ニーズに直接応えるミッション対応型VTOL機の開発を加速させるものです」と、L3Harrisのインテリジェンス・監視・偵察部門プレジデントであるJason Lambert氏は述べています。「L3Harrisはこれまでに数千機のミッション対応型航空機を納入しており、現在はこれらの商用VTOL機を実戦投入できるよう、急速なスケールアップに注力しています。」

このハイブリッド航空機は、すでに5万マイル以上の飛行試験を完了し、商用機としてのFAA型式証明プロセスの最終段階に入っている、実績ある完全電動技術プラットフォームを基盤としています。

Jobyの自律飛行技術スタック「SuperPilot™」は、5年以上にわたり開発が進められており、7月には太平洋上で実施された国防総省の重要な演習「REFORPAC」に成功裏に参加しました。
この演習では、従来型のセスナ208機を用い、ハワイ周辺で40時間以上・7,000マイル超にわたる自律飛行を実施。運用の大部分は、3,000マイル以上離れたグアムのアンダーセン空軍基地から遠隔で管理されました。

Jobyのハイブリッド航空機プラットフォームの主な特長:
長距離性能:タービン電動推進により、複数任務に対応する長時間の滞空や「忠実な僚機」運用、競争環境下での兵站支援に必要な航続距離を確保。

高機動性:精密な垂直機動により、滑走路インフラが整っていない前線・後方拠点からの柔軟な展開が可能。

自律性:Jobyの実証済み自律飛行技術「SuperPilot™」を活用し、自律運航を前提に設計。

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