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VM202-PAD(韓国:バイオメド)の話があったようなので、
参考の為に一つの論文を紹介します。
HGFと特許について述べられている森下氏の論文です。

私にはこの論文を紹介することがアンジェスのホルダーにとって有利なものなのか、
或いはその逆なのかは私は知りません。
また、この論文はかなり古い(2005)ものですから、
その後で変更されたものもあるかも知れません。
参考資料として見てください。

『バイオベンチャーと特許ポートフォリオ』
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ttp://www.ipaj.org/bulletin/pdfs/JIPAJ2-1PDF/2-1_p065-070.pdf

ついでにもう一つ
このページを紹介することがアンジェスのホルダーにとって有利なものなのか、
或いはその逆なのかは私は知りませんがもう一つ、韓国:バイオメドのパイプラインです。

Googleの翻訳
『製品コード 標的疾患 ターゲット市場 開発状況
VM202-DPN 痛い糖尿病性末梢神経障害        米国 フェーズⅢ(継続中)
                          韓国 フェーズⅡ(完了)
VM202-PAD 糖尿病における慢性非治癒性虚血性足潰瘍  米国 フェーズⅢ(継続中)
        重症肢虚血              中国 フェーズIII(提出済み)
VM202-ALS 筋萎縮性側索硬化症            米国 フェーズⅡ(承認済み)
VM202-CAD 急性心筋梗塞               韓国 フェーズⅡ(継続中) 

治療機能
VM202は、HGF(肝細胞増殖因子)、HGF728およびHGF723の2つのアイソフォームを産生するように設計されたDNAベースの薬物である。 VM202が単一の筋肉内注射によって患部に送達されると、この薬物は周囲の筋肉細胞の小さな部分に入る。 これらの細胞は、続いて、引き続いて分泌され、隣接する内皮、平滑筋、またはニューロン細胞の表面に存在するc-Metと呼ばれる細胞受容体に結合するHGFタンパク質の2つのアイソフォームを同時に産生する。 この相互作用はc-Met経路を活性化し、血管新生および心臓リモデリングの予防を含む一連の生物学的反応を誘発する。 CLIとCADの両方の場合、閉塞した動脈周囲の新しい血管の発生は、患部への血流を改善する。 これは、灌流および創傷治癒の増加につながるであろう。 PDPNの場合、微小血管系が回復し、これにより神経細胞に必要な酸素および栄養素の供給および有毒な代謝産物の除去が可能になり、それによって神経の生存を助ける。 HGFはまた、神経栄養因子としても機能し得る。 交感神経ニューロンは、HGFおよびその同族レセプターの両方を発現する。 VM202が腓骨、腓骨および伏在神経およびそれらの枝に沿って注入されると、VM202注入に起因するHGFの局在的な産生は、交感神経ニューロンの成長ならびに軸索の成長および再生を促進する。』



技術力・特許は別においても
HGFへの試験・開発は着々と進んでいるようです。
HGFは多種の臓器疾患に有効であると動物実験においては証明されています。
人への応用の有効性の一端を示しているパイプラインでは無いでしょうか?

HGFは日本で発見されています。
また、阪大のみならずいろいろな大学(院)で研究開発が進められています。
本来はアンジェスがいろいろな疾患に対しても、
治験等をリードしていくべきではないでしょうか。
ところが残念なことにアンジェスはHGFに関しては現在、重症虚血肢のみです。

事実は事実として受け止めておきます。
なぜ日本のバイオベンチャーは米国は言うに及ばず、
韓国の企業にまでも遅れをとらなければいけないのでしょうか?

経産省は昨年11月の「15日に経産省内に研究会を設け、
今年度中に上場廃止基準の緩和や投資資金を呼び込む具体策を提言する。」にしても、
もう年度が代わっても未だに何の続報もありません。
頼みの通産省ですらこの有様です。

日本のバイオは更に世界の競争に遅れてしまうのですね😢