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NY市場サマリー(14日)ナスダック最高値、ドル下落、利回り低下
2024年5月15日午前 6:38 GMT+91時間前更新

<為替> 終盤のニューヨーク外為市場では、米ドルが下落した。この日発表された4月の卸売物価指数(PPI)は予想以上に上昇した。これを受けて、トレーダーは米連邦準備理事会(FRB)による利下げ観測を後退させた。
それでも、主要通貨に対するドル指数は0.02%安の104.99となった。
ユーロは0.28%高の1.0820ドル。
ポンド/ドルは0.25%高の1.2591ドルとなった。
ドル/円は0.12%安の156.425円。一時、政府・日銀による介入との観測が出た5月1日の水準まで下落した。

<債券> 米金融・債券市場では、国債利回りが低下した。15日発表の4月の消費者物価指数(CPI)待ちとなる中、序盤では、この日発表された4月の卸売物価指数(PPI)を受けて指標10年債利回りが11日ぶり高水準を付ける場面があった。
4月PPI(最終需要向け財・サービス)は前月比(季節調整済み)0.5%上昇した。サービスと財の価格が大幅に上昇し、第2・四半期に入り、インフレが高止まりしていることを示した。
ロイター調査によると、4月のコアCPIは前月比0.3%上昇となり、前月の0.4%から伸びが鈍化すると予想されている。
10年債利回りは4.445%と、4ベーシスポイント(bp)低下した。PPI発表後には一時、5月3日以来の高水準となる4.534%に達した。

<株式> 米国株式市場は主要3指数がそろって上昇し、ナスダック総合は終値ベースで最高値を更新した。翌日に発表される4月の消費者物価指数(CPI)が注目される中、連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長の発言に反応した。
労働省が朝方発表した4月の卸売物価指数(PPI、最終需要向け財・サービス)は前月比(季節調整済み)0.5%上昇と、市場予想以上に加速。これについてパウエル議長は、投入価格が下方修正されたことに言及した上で「かなりまちまちな内容」だったと受け止めたと述べた。
FRBが再利上げを迫られる可能性は低いと同議長が述べたことも安心感につながった。
S&P総合500種の主要11セクターでは主要消費財が下落率トップだった一方、情報技術が0.9%高と好調だった。

<金先物> ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、対ユーロでのドル売りが優勢となり、反発した。
この日の外国為替市場では、対ユーロでドルが下落。ドル建てで取引される金の割安感につながり、この日は買いが先行した。また、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は14日、オランダ・アムステルダムでパネル討論を行い、経済指標を踏まえると「次の動きが利上げである公算は小さい」と述べた。利下げも明言しなかったものの、利回りを生まない金にとって高金利環境はマイナス要因になることから、パウエル氏の発言を強材料と受け止める向きもあった。

<米原油先物> ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、予想を上回る米インフレ指標の発表などを背景に売りが膨らみ、反落した。