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訪日客、12月はコロナ後最多の273万人 通年も約8割回復=政府観光局

[東京 17日 ロイター] - 日本政府観光局(JNTO)が17日発表した2023年12月の訪日外国人客数は273万4000人(推計)で、新型コロナウイルス感染症拡大以降で最多となった。23年通年の訪日外国人客数は合計で2506万6100人と22年比で6.5倍、コロナ前の19年比でも約8割まで回復した。

単月の訪日客数は、12月としても過去最多だった。国・地域別で最も多かったのは韓国で、19年比で3倍超の78万2700人となった。続いて台湾が同14%増の39万9500人、中国は同56%減と回復はしていないものの31万2400人、香港が同0.6%増の25万1100人、米国が同26.8%増の18万3200人など。
伸びが大きかったのは韓国や米国のほか、メキシコの40%増(9100人)、 中東地域の29.6%増(7200人)、オーストラリアの23.2%増など。ロシアは62.6%減の3300人だった。

通年の訪日客は、コロナ流行前と比べて78.6%まで回復した。4月の水際対策の撤廃以降、「右肩上がりで急回復を遂げた」(JNTO)といい、10月には単月で初めて19年同月の人数を超えた[nL4N3CG18Q]。







訪日外国人旅行消費額(速報値)は5兆2923億円と、23年3月に閣議決定した「観光立国推進基本計画」で掲げる「早期に5兆円」を達成した。19年は4兆8135億円だった。





旅行代理店のTokudAw(東京都文京区)によると、シンガポールやフィリピンといった東南アジアのほか米国市場からの需要が強く、「円安のおかげで、日本への旅行が非常に魅力的になったのかもしれない」と分析している。消費額も増加しており「高級旅館や体験型サービスへの関心も高い」一方、中国からの観光客の戻りは依然鈍く、高級品などの「爆買い」需要の回復は道半ばという。