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農中が再度資本増強へ、繰り返す「逃げ遅れ」-巨額資産が足かせに
2024年5月23日 7:00 JST

 1兆2000億円の資本増強計画を明らかにした農林中央金庫。15年前にも傘下の金融機関から1兆9000億円を調達していた。引き金となったのはともに巨額の損失計上。原因となった運用商品は異なるものの、どちらも「逃げ遅れ」が原因の一つという共通点がある。

 奥和登理事長は22日の会見で、資本増強は資産ポートフォリオ見直しのためと説明し、農業協同組合(JA)などの出資者と協議していることを明らかにした。低収益の外国債券を中心に売却して資産を入れ替える。債券売却に伴う損失などで今期の純損益は5000億円超の赤字に陥るという。

 決算資料によると、農林中金の2023年度の有価証券評価損は1兆7698億円。内訳は債券で2兆1923億円、クレジット等で1644億円と、5869億円の株式含み益を軽く吹き飛ばす計算だ。

 東洋大学の野崎浩成教授は、農林中金の決断の遅さは市場運用資産残高が56兆円と巨額なため「ポートフォリオ再構築の市場影響が大きいことが一因では」と指摘する。メガバンクなどと比べ、特に5年超の債券などの保有残高が多く、中長期ゾーンでの存在感の大きさが動きにくさにつながったと推測する。

 一方で、野崎氏は世界的な金利上昇傾向が顕著になった後も「若干だが残高を増やしている点は理解に苦しむ」とも述べた。24年3月末の債券保有残高は前年同期比18%増の31兆3000億円、クレジット等投資は8.8%増の23兆5000億円だった。

 損切りの決断遅く

 同じく大手機関投資家の生命保険会社などは、米国で金利が上昇(価格は下落)し始めた22年度初めごろには米国債の売却を開始していた。海外金利の上昇は外債(外貨)投資の関連コストも押し上げた。農林中金では、損切りの決断が遅れたことが、損失を拡大させた。

長いのでつづきはWEBで
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-05-22/SDV0V9T0G1KW00