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BCCC【ブロックチェーンの衝撃】の掲示板

(その3)

──現時点の実証実験の結果をみて、エンタープライズITでの実用性に疑問符を付けるような論調も時々見受けられますね。

 ブロックチェーンは夢が大きい技術です。その夢と現時点での状況とのギャップもまた埋めていかないといけない。

われわれプロバイダ側は、そこの時間軸を踏まえて話をしているつもりではあるんですが、夢の部分だけを聞いて「そんな馬鹿な」という反応をされることもある。

でも、こういう新しい技術の現在だけを切り取って、スナップショットで評価して何の意味がありますか。

クラウドだってインターネットだって、最初は否定されまくっていたわけですよ。でも、いまやなくてはならないものになった。同じことがブロックチェーンでも起きます。

国産の破壊的プレイヤーを誕生させたい

──平野さんは以前、既存プレイヤーを駆逐するような破壊的サービスが出てこないと、なかなかブロックチェーンのような新しい技術は浸透しないともおっしゃっていました。

◎【米国ではシリコンバレー対ウォールストリートの戦いの構図がありますが】、

{日本はメガバンクとスタートアップが組んで、いまだに護送船団方式で一生懸命やっていこうという感じですね。}
▲{こういう形態は妥協の産物がたくさん出ます。}

◎《ただ、金融庁も金融機関に発破をかけてブロックチェーン、FinTechをドライブしている状況があって、日本では珍しいことです。》
いまの金融の国際競争の状況をみれば危機感を覚えるのは当然でしょうが。

▲{メガバンクも、いまでこそ銀行法で守られていますが、それがいつまで続くかはわかりません。}

◎《仮想通貨にしろ、価値の交換そのものにしろ、新しいやり方がどんどん出てきて、法律の網にかからないようなものがいっぱい出てくる。経済の原点は物々交換ですよ。これを制限する法律なんてできっこない。》

◎《しかし、デジタル化で、どんどんこの原点に戻っている傾向があります。金融庁もそれをわかっているんでしょうね。 》