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債券11時 長期金利、一時0.985%に上昇 11年ぶり高水準

22日午前の国内債券市場では、長期金利の指標となる新発10年物国債の利回りは前日と同じ0.980%で推移している。一時0.985%まで上昇(価格は下落)し、2013年5月以来11年ぶりの高水準をつけた。前日の米長期金利の低下が国内債相場を支えたものの、日銀は近く国債買い入れを減らすとの思惑がくすぶり長期金利の上昇圧力となった。

米連邦準備理事会(FRB)のウォラー理事は21日の講演で「追加利上げはおそらく必要ないと信じている」と語った。金融引き締めに前向きな「タカ派」とされるウォラー理事が追加利上げに否定的な考えを示したことで21日に米金利が低下し、国内債の買いを誘った。

もっとも、国内では超長期債が売られた。新発30年物国債の利回りは前日比0.020%高い2.105%と11年7月以来の水準に上昇する場面があった。新発20年債利回りは一時1.800%と同0.010%上昇し、13年1月以来の高水準をつけた。

外国為替市場の円安進行などを受けて日銀が国債購入を減らすなど金融政策の正常化を急ぐとの思惑が高まっている。財務省が22日実施する40年債(新発17回、発行予定額7000億円)入札に向けて超長期債に持ち高調整の売りが出たのも長期金利の上昇につながった。きょうまで新発となる40年16回債の利回りは同0.020%高い2.505%で推移している。

中期債はまちまちで、新発2年債利回りは同0.005%低い0.335%、新発5年債利回りは横ばいの0.575%で推移している。債券先物相場は小幅ながら反発し、中心限月の6月物は同4銭高の143円76銭で午前の取引を終えた。

短期金融市場では、無担保コール翌日物金利(TONA)が横ばい圏となっている。0.075〜0.078%で推移し、加重平均金利は前日の日銀公表値(0.077%)とほぼ同水準のようだ。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕