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円、対香港ドルでも34年ぶり安値 「訪日に備え両替」

歴史的な円安は香港でも話題になっている。外国為替市場で円は対香港ドルで34年ぶりに1香港ドル=20円台まで下落し、29日には一時20円台半ばまで円安・香港ドル高が進んだ。日本好きの香港人は次の訪日旅行に備えて両替し、ぜいたくな消費を計画する。一方で日本人は、家族を香港に残して帰任した駐在員が円安による仕送り水準の目減りを懸念するなど生活苦に直面している。

  • >>6359

    節目の1香港ドル=20円台を付けたのはアジア時間26日午後。ちょうど日銀の植田和男総裁が、金融政策決定会合後の記者会見に臨んでいたさなかだった。同じ時間帯に香港の両替所をのぞくと行列ができていて、両替した円を手に笑顔の客も数人見かけた。

    「また日本に旅行するから、もう少し円を買うつもり」。ある香港人女性は話す。4月初めに10万円を購入。その後も為替レートをみながら、こまめに円に両替している。別の香港人女性は、既に複数回の訪日旅行の予定を組んでいる。服や化粧品、ブランド物などの買い物を増やし、円安で手が届くようになった焼き肉、すき焼きなどの高級レストランにも足を運ぶ計画だ。

    香港は1983年から、香港ドルと米ドルを事実上連動させる通貨制度を導入している。そのため、円安・米ドル高が進む局面で、円は香港ドルに対しても下落しやすい。円の対米ドル相場は29日、一時1米ドル=160円台前半と34年ぶりの安値を付けた。

  • >>6359

    中国本土でも訪日旅行の人気急上昇

    中国本土でも円安と訪日旅行への関心は高まっている。「日本はメーデー(労働節)休暇中の最大の海外旅行先」――。本土メディアの財新は前週、こんな分析を報じた。

    本土は今週、労働節で5月1〜5日が祝日。日本のゴールデンウイークと同様の大型連休だ。財新の報道は旅行予約サイトでの検索状況などをまとめたもので、携程集団(トリップドットコム、@9961/HK)ではタイや韓国などを抑え、日本が最大の人気旅行先となった。同程旅行控股(@780/HK)では、ここ1週間の日本旅行の検索数が前年同期の3倍以上になったという。

    29日の上海外為市場で円は対人民元で100円=4.55元近辺まで下げ、人民元が2005年に管理変動相場制に移行して以降の最安値をつけた。歴史的な円安・元高で中国本土客の購買意欲も高まっている。

  • >>6359

    頭を抱える日本人、旅行先の変更も

    一方、香港で暮らす日本人は急速な円安に頭を抱えている。「5月からの生活が心配」。ある男性会社員はこぼす。4月、家族を香港に残して一足早く日本に帰任したが、子供が現在の学期を終えるまでの数カ月、日本からの仕送りで家族の生活を支える。給与は5月から全て円建てになることから、円安・香港ドル高は仕送り水準の目減りに直結する。

    別の駐在員家族は、日本にいる親族と米ハワイで合流して現地での家族旅行を考えていたが、円安による日本からの費用増に配慮し、旅行先を沖縄に切り替えた。

    日本政府観光局(JNTO)によると、3月の訪日外客数は約308万人と単月として過去最高になった。新型コロナウイルス禍前の2019年3月の水準も12%上回った。一方、1〜3月の出国日本人数は各月とも19年の同時期から4割ほど少ないままだ。歴史的な円安は訪日外国人数の押し上げと、日本人の海外旅行の手控えという対照的な動きを一段と加速させそうだ。