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NVIDIA、年内に先端AI半導体 性能高め競合引き離し

米半導体大手のエヌビディアは18日、最新の人工知能(AI)半導体を2024年内に投入すると発表した。データセンター向けの半導体で、従来に比べてサーバーでAIが質問に答える際のデータ処理の性能を高めた。生成AIの需要が急拡大するなか、高性能な半導体を投入して競合企業の引き離しを狙う。

ジェンスン・ファン最高経営責任者(CEO)が18日、年次の開発者会議「GTC」で先端AI半導体「GB200」を明らかにした。GB200を組み合わせた新製品で最新の大規模言語モデル(LLM)を処理する場合、現在の先端AI半導体に比べてAIが質問に答える「推論」の性能が30倍に高まるという。

GB200は新型の画像処理半導体(GPU)と中央演算処理装置(CPU)を組み合わせて提供する。生成AIのデータを主に処理するデータセンターで使う。エヌビディアがAI向けの先端半導体を投入することで、生成AIの開発が加速する可能性がある。

AI半導体をめぐっては米アドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)など競合企業がエヌビディアに対抗する製品を発表している。AI半導体で先行するエヌビディアは自社の最先端品の性能を大幅に上回る新製品を投入することで、優位性を維持する戦略だ。

テクノロジー企業はエヌビディアのGPUを使ってデータを学習することで生成AIの精度を高めてきた。ファン氏は18日、「より大きなGPUが必要だ」と述べ、新型のGPUと関連製品を披露した。

エヌビディアは18日、車載半導体の分野では中国の電気自動車(EV)大手の比亜迪(BYD)と連携すると発表した。BYDはエヌビディアの車載向け中核半導体「DRIVE Thor(ドライブ・ソー)」を採用するほか、同社のソフト基盤も開発に役立てる。

エヌビディアは18〜21日の日程で米カリフォルニア州サンノゼで開発者会議を開いている。ファン氏は初日の基調講演でAI戦略を説明した。20日には生成AIの基礎となった論文の執筆者らが集まって議論する。同社の事前予想では開発者会議には19年に比べて約2倍の来場者が対面で参加する。

  • >>6175

    現状はNVIDIA互換メーカーがなく製造能力を上回る市場ニーズもあり「作るだけ売れる」独走状態が続いています。ただ生成言語モデルの中核であるtransformerの一部は浮動小数点演算でなくてもできるのではという研究も出ており、現状のGPUよりも簡素化された半導体でも計算が実現できるかもしれません。といった時代に下剋上が起きるのか、NVIDIAがさらにその先を行くのか、動向から目がはなせません。

  • >>6175

    GPUの高性能化に伴い、サーバ自体も高価格化してなかなか手の届かないところに来ています。また、消費電力も大変です。特殊な電源設備や空調設備がないと運用できません。ひと世代前のH100を使ったGTX-H100でも最大消費時は一般家庭2つ分のブレーカーが落ちるレベルです。それであってもGPUは各所で奪い合うように消えてなくなります。GPUを持つものと持たざるものの格差が指摘されて久しいですが、今後大学の研究室など小規模な組織は苦しい戦いを強いられることが予想されます。