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NY債券、長期債続伸 10年債利回り4.60% PMIの低下受け

23日のニューヨーク債券市場で長期債相場は3日続伸した。長期金利の指標となる表面利率4.000%の10年物国債利回りは前日比0.01%低い(価格は高い)4.60%で終えた。4月の米国の購買担当者景気指数(PMI)速報値が前月から低下した。米景気の先行き不透明感が意識され、相対的に安全な資産とされる米国債への買いが優勢となった。もっとも、株高は債券相場の上値を抑えた。

S&Pグローバルが発表したPMIは総合指数が50.9と3月(52.1)から悪化した。製造業は49.9と市場予想(52.0)に反して前月から低下し、好不況の境目とされる50を下回った。サービス業も50.9と、市場予想(52.0)に反して悪化。発表資料では「第2四半期(4〜6月期)に入って米経済活動は勢いを失った」と指摘され、先行き不透明感を誘った。「ショートカバー(買い戻し)が入るきっかけになった」(アクション・エコノミクスのキム・ルパート氏)との声が聞かれた。

米財務省が午後に結果を公表した2年物国債入札では、落札利回りが市場実勢を下回った(価格は上回った)。需要の強さを示す応札倍率は前回から上昇した。入札結果が「堅調」と受け止められ、米国債の需要が確認されたのも買いにつながった。米10年債利回りは4.56%に低下する場面があった。

買い一巡後は伸び悩んだ。今週は25日に1〜3月期の米実質国内総生産(GDP)、26日に3月の米個人消費支出(PCE)物価指数の発表を控える。米連邦準備理事会(FRB)による利下げ時期を探るうえで注目されており、積極的に持ち高を一方向に傾ける動きは限られた。米株式相場が堅調に推移したことも、債券相場の上値を抑えた。

金融政策の影響を受けやすい2年債の利回りは前日比0.04%低い4.93%で終えた。この日入札された新発債の利回りは4.91%で終えた。