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円は対ドルで147円台前半に下落､米労働市場の減速で
米雇用統計を控え､売り買いが交錯
ブルームバーグ
2023/12/06 08:25

海外時間では米国の労働指標の低迷を受けて買われる場面もあったが､ドルが景気懸念に対する逃避需要に支えられて伸び悩んだ。週末に米雇用統計を控え､引き続き147円付近での売り買いが交錯しそうだ。

5日の米10年国債利回りは前日から9bp低下し4.16％台となった。10月の米求人件数が市場予想を下回り､2021年3月以来の低水準となったことが低下を促した。金利スワップ市場では来年3月までの利下げ織り込みが前日の6割台から7割台に上がった。

米雇用統計に向けて労働市場の冷え込みが確認されたことで､景気リスクを意識した米金利の低下がドルの重しになるとみられる。一方で､早期の利下げ観測は行き過ぎとの見方も根強く､ドル安への修正圧力もある。ドル･円は147円を挟んだ神経質な展開が続きそうだ。