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>>8

――デバイスからソフトウェア、コンテンツまで幅広く手がけていますが、将来的にどこからどこまでをメタが担おうとしているのでしょう?

メタバースはモバイルインターネットの次に来る、非常に大きなインターネットの潮流だと思っている。日本では「どの企業が最初に覇権を取るか」といった議論になりがちだが、1社だけで何かをつくるというものではない。

われわれも、すでに持っている技術やプラットフォームを他社にもオープンに提供する。そのうえで、これまでのビジネスからの学びとして最初から重視しているのが、経済的(収益を得られる)機会をオープンにすること。どんな企業にも参入してもらい、デジタル経済を活性化させる。

さらにプライバシーや安全性、公平性といったものも重要だ。われわれが1つのプラットフォームを作って、乗ってくださいということではない。

ビジネスモデルは「今後の発展次第」
――1社独占にはならないにしても、多くの企業に参画してもらうためにはメタならではの強みも必要になります。この点をどう考えますか?

われわれの強みはコミュニティを支援して、人と人とのつながりを作っていくこと。メタバースの中でもこれを追求していく。

例えばワークルームでは、メッセンジャーのアプリが使えるようになっている。VRの中にいながら、VRの外にいる人とも会話できるのは新しい体験だ。これは今まで作ってきたサービスがあるから可能なこと。物理的な距離が離れていても空間を共有して何かができるというのは強みだと思う。

――メタバースを取り巻くビジネスとしては、今現在はデバイスの売り上げが多いと思います。ビジネスモデルの展望は。

社内でも議論しているさなかだが、どういうビジネスモデルになるのかはメタバースの発展次第というところだ。

もちろん現在の当社のVRビジネスではデバイスの販売が最も大きく、ついでアプリの販売がある。ただNFTも含めたコマースなど容易に想像できる新しいビジネスもあるし、将来的にその構成がどうなるかはわからない。

5~10年のビジョンを対外的に提示して、幅広いステークホルダーとメタバースを作っていく中で、改めてビジネスモデルを考えていく。