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Achilles Last Standの掲示板

>>112

さらに、前回2011年の為替介入から10年余りの期間に生じた外為市場の構造変化も見逃せない。NY市場では高速売買が一般化した。外為投資層も個人「共闘買い」で名を馳(は)せたレディットマネー層から富裕層まで新規参入者が急増した。
暗号資産(仮想通貨)売買や新規上場で機関投資家並みの資産規模を持つ個人投資家も少なくない。原資は親の持つテキサスの大牧場を売却して得た、という事例が印象的であった。ウォール街離れの傾向も目立つ。筆者は、NYマンハッタンの古い貸しビルや、郊外の大きな住宅に大型コンピューターを据え付け、数人の若者を雇い、通貨投機を仕掛ける人たちに会ったことがある。真夏だったが、機材保護のため、フロアは寒かった。そこでは、日本についての知見はほとんど持たず、直接会った日本人市場関係者も筆者が初めてという人たちが、円を売買していた。


為替介入は、もぐらたたき、あるいは、藪蛇(やぶへび)となるリスクをはらむ。