ここから本文です
投稿一覧に戻る

独り言のMEMOの掲示板

今週の日経平均は陰の極を脱してもみあいに転じることが期待される。日経平均は9日にかけて続伸したものの、7日までの4日続落の下げ幅1024.43円の20%も戻っていない。通商問題を巡る米中の応酬によって、世界経済減速への懸念と懸念後退が交錯している。今後もこの流れは継続しよう。そこに米財務省による中国の為替操作国認定に伴う中国人民元動向が新たなネガティブ要因に加わった。目先は一巡したものの各国中央銀行の相次ぐ利下げも懸念材料だ。14日には中国の7月小売売上高、15日に米7月の小売売上高と主要経済指標の発表が予定されており、薄商いの中を先物取引で相場が大きく揺さぶられる懸念もある。このように懸念材料が多いなか、日米貿易交渉についてはノイズが聞こえてこないことはプラス要素だ。事務レベルの協議が13日、14日とワシントンで開かれることが9日に決まった。閣僚協議は8月中が予定されているが、24日からはG7サミット(先進7カ国首脳会議)が控えていることもあり、協議の進展は安心材料の一つではある。