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欧米 経済指標の掲示板

米総合PMI、今年の最低水準-雇用が2020年以来初めて縮小圏
S&Pグローバルが購買担当者指数(PMI)速報値
2024年4月24日

4月の総合PMIは52.1から50.9に低下、製造業も49.9に低下
総合の雇用指数は3.2ポイント低下の48、受注は6カ月ぶり縮小圏

米国の企業活動は4月、拡大ペースが今年に入ってからの最低水準となった。
需要低下を受けて、雇用が2020年以来初めて縮小圏に陥ったことが背景にある。

キーポイント
総合PMI速報値は1.2ポイント低下の50.9 昨年8月以来の大幅低下
製造業PMIは49.9 前月は51.9
指数は50が活動の拡大と縮小の境目を示す

総合指数の受注は6カ月ぶりに縮小圏に沈んだ。

総合の雇用指数は3.2ポイント低下の48。
サービス業の雇用減少と製造業の成長鈍化を反映した。

一方、販売価格指数は10カ月ぶりの高水準から低下した。

S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンス発表文

「米国の経済活動は第2四半期(4-6月)に入って勢いを失った」
「4月は新規ビジネスの流入が6カ月ぶりに減少し、
先行きに対する懸念の高まりから、企業の生産見通しは
5カ月ぶりの水準に落ち込んだ」と述べた。

その上で「ビジネス環境が厳しさを増したことで、
企業はコロナ禍初期のロックダウン期間を除けば、
世界的な金融危機以来のペースで人員を削減した」と続けた。

雇用の縮小は、企業が現在の生産能力で需要に十分対応できると
判断していることを示唆している。

受注残は依然として縮小圏にとどまった。