ここから本文です
投稿一覧に戻る

相場メモ雑感の掲示板

 昨日の海外市場では、ユーロ売りが目立つ展開となりましたね。ユーロドルは欧州時間に12月独PPIが予想を大幅に上回る強い数字となったことを受けて一時1.1369ドルまで値を上げる場面もみられましたが、その後はユーロポンドやユーロスイスフランなどユーロクロス中心に売りが強まる展開に。

 NY時間に入って、寄付きから460ドルを超える上昇となっていたダウ平均が引けにかけて一転350ドルを超える下落となると1.1303ドルまで売り込まれています。19日に今年の安値を下抜けてきていたユーロポンドも一時0.8305ポンドまで安値を更新したといったところです。アジア時間に入ってからも、日経平均やダウ先物の下落につれてユーロ円が一目均衡表雲下限を下抜けて下落。リスクオフ的な動きを先導することになっています。

 ドル円はその間、当然戻り売りに押される展開となっていますが、「メインどころの動きではない」といったところ。アジア時間に入って、一時113.65円まで値を下げています。目先は「終値ベースで一目均衡表雲上限の113.86円が意識されている」わけですが、4日の安値113.49円とともに神経質な動きが続きそうです。

 いずれにしても、来週のFOMCを前にして、市場は急速に米国の予想以上の金融正常化のスピード感を織込みにいっているところですが、株価と金利の両輪がサイズ違いのために、上手く前に進めない状況。しっかりとしたドライビングスキルを身につけるしかなさそうです。