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お弁当関連の掲示板

コンビニに小サイズ弁当が続々 セブンの『一膳ごはん』シリーズを実食レポ
9/26(日) 15:00配信

マネーポストWEB
手前左から『一膳ごはん 鶏と玉子のそぼろ(だしめし)』、『一膳ごはん 炙り焼きさばとだしめし』。奥『一膳ごはん 銀鮭とかつおめし』

 新型コロナウイルスの感染拡大により、飲食店の営業時間短縮が続くなか、コンビニやスーパーの弁当、デリバリーへの需要が高まっている。そうした中でコンビニ弁当の最新トレンドはどうなっているのか。コンビニ事情に詳しいライターの小浦大生氏はこう話す。

「これまでコンビニ弁当というと、自炊をしない独身者が購入するシーンが多かった印象もありますが、自宅時間が増えたコロナ以降は、より幅広い層が購入するようになっているようです。また、バリエーションを楽しみたいという消費者も多く、サラダや惣菜をいっしょに買いやすい小サイズの弁当も増えています」

 セブン-イレブンは今年5月、ごはん一膳ほどの分量のミニサイズ弁当『一膳ごはん』シリーズの販売を開始している。

「『一膳ごはん』シリーズは、150g程度のごはんと少量のおかずを合わせて、小さな容器にいれたお弁当。価格は270~345円とお手頃で、地方限定の商品なども含めて、10種類以上が販売されています」(小浦氏)

 そこで、9月20日現在、都内のセブン-イレブンで販売されている『一膳ごはんシリーズ』から、『一膳ごはん 鶏と玉子のそぼろ(だしめし)』、『一膳ごはん 炙り焼きさばとだしめし』、『一膳ごはん 銀鮭とかつおめし』の3種類について、マネーポストWEBのコンビニグルメ担当記者Aが実食した。

万人受けしそうな『一膳ごはん 鶏と玉子のそぼろ(だしめし)』
 まずは『一膳ごはん 鶏と玉子のそぼろ(だしめし)』。価格は270円、カロリーは350kcal。重量を測ったところ、185gだった(容器を除く)。だし風味のごはんに、鶏と玉子のそぼろがのったミニ弁当だ。

「とてもシンプルな鶏と玉子のそぼろごはんです。鶏も玉子も適度な甘さがあって、とても慣れ親しんだ味です。だしで味付けされたごはんとよく合っていて、万人受けしそうな味です」(記者A・以下同)

 容量はどうだろうか。

「ちょうどごはん一膳分くらいの量なので、ちょっと小腹が空いた時や、そんなにガッツリ食べたくないときなどに重宝すると思います。あとは他に惣菜などを買って組み合わせて食べるのもいいと思います。感覚としてはラーメン店のライスや、ミニチャーシュー丼くらいの感じ。この『一膳ごはん 鶏と玉子のそぼろ(だしめし)』にお惣菜を2品くらい合わせると、一食分になる感じでしょうか。ごはんをおかわりする人であれば、通常のお弁当1つとこの『一膳ごはん 鶏と玉子のそぼろ(だしめし)』を合わせるというのもアリなのかもしれません」

食べごたえがある『一膳ごはん 炙り焼きさばとだしめし』
 続いて『一膳ごはん 炙り焼きさばとだしめし』。価格は270円でカロリーは346kcal。重量は実測値で183g(容器を除く)だった。

 だしの効いたごはんに、さばの切り身とほぐし身、小松菜、鰹節、昆布が盛り付けてあるミニ弁当だ。

「さばは小さめですが、脂がのっていてなかなかおいしいです。ごはん自体にも味がついているんですが、鰹節や昆布という“ごはんのおとも”も盛り付けられているので、意外と食べごたえがあります」

 小さいながらもバラエティーに富んだ弁当だ。

「全体的に味は濃いめ。特に鰹節と昆布のインパクトが強めで、さばの切り身がなくても、その2つがおかず代わりになりそうなくらい。小松菜も入っていますが、もうちょっと野菜の要素がほしい場合は、他に惣菜を買って組み合わせるといいと思います。あと、お茶漬けにして食べたらととてもおいしそう。アレンジしてみるのもいいかもしれません」

ミニ幕の内の『一膳ごはん 銀鮭とかつおめし』
『一膳ごはん 銀鮭とかつおめし』は、酒の切り身、鶏の唐揚げ、卵焼き、ちくわ天、きんぴらごぼうが盛り付けられたミニ弁当。価格は345円、カロリーは410kcal。重量は229g(容器を除く)だった。

「見ての通りの“ミニ幕の内弁当”といった雰囲気です。ごはんはだし風味で、鰹節ものっています。おかずも豊富で満足度はかなリ高いと思います」

 前述の2つの商品は270円だが、こちらは345円と少々値段が高くなっている。

「ほかの2つは、惣菜などと合わせて食べるとちょうどいい量ですが、この『一膳ごはん 銀鮭とかつおめし』は完全に1つのお弁当です。少食の人なら、これ1個で充分に一食分になると思います。そういう意味では、多少値段が高くても納得できます」

 セブン-イレブンの『一膳ごはん』シリーズについて、小浦氏が改めて解説する。

「このシリーズの最大の特徴は、さまざまな形で“活用”できること。“白米”の代わりにしてもいいし、これ1つで完結させてもいい。単純に商品数以上の幅が広がっているシリーズだといえるでしょう。

 また、地方限定ではありますが、『一膳ごはん』シリーズにはカレーや炒飯もあって、さらに様々な需要に応えられるシリーズになっています。今後も、同シリーズからいろいろな商品が出てくるのではないかと思います」

 セブン-イレブンだけでなく、他のコンビニチェーンでも廉価な小サイズ弁当が発売されている。今後もコンビニの小サイズ弁当のバリエーションは増えていくのではないだろうか。