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3528 - (株)プ口スペクトの掲示板

ところでドイツ銀行の破たんの話が出始めたのは2013年頃からだそうだ。
大量のデリバティブを抱えているとのことで、ネット上の記事などでは、
その影響額は7000兆円とも言われている。

…が、誰もそれを検証していないのは興味深い。
(6京円というのは世界の全銀行の抱えるデリバティブ総額なので、
ドイツ銀行がその10%くらい持ってるだろ。ということかな。)

それでドイツ銀行危うしが声高に叫ばれたのは2015年決算だろう。
60億ユーロ規模の「損失」を出したためだが、いわゆる減損を出したためだった。
それ以降も損失が続いたために、株価は下落していき、
破綻議論に拍車をかけたものと見られる。
それでも直近の決算は黒字。

何が言いたいかと言うと、ドイツ銀行の資産の中身も分からないままに、
破綻を声高に言うのは間違っている。ということ。
そもそも金融資産の全てがCDSとかとは片腹痛いし、
どの資産価格に影響を受けるものかは全く分からないし、
「投資」しているのか「販売」しているのかも分からない。
要は、扱っているデリバティブで「責任を持たなければいけない規模」って
どれくらいなんだろうか?って話。
しかもそれが「全額」責任範囲として語られているわけだ。

はてさて、ドイツ銀行はどうなるのかな。
来年も同じ話をしているかもね。