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ひとり部屋。。の掲示板

NTTドコモ、オリックス・クレジット買収 792億円で
ネット・IT
2024年3月6日 16:34 (2024年3月6日 21:54更新)

ドコモはオリックス・クレジットを子会社化する
NTTドコモは6日、中堅信販のオリックス・クレジット(東京・港)を買収すると発表した。792億円を投じ、オリックスから66%の株式を取得する。与信力を高め、スマートフォンを通じた個人向けの金融サービスを拡充する。

ドコモは共通ポイント「dポイント」で9876万人の会員を持つ。通信と金融を組み合わせた経済圏づくりを急いでおり、ソフトバンク楽天グループなどとの金融サービス競争が一段と激しくなる。

29日にオリックスが100%を持つオリックス・クレジットの株式のうち66%を譲り受ける。残りはオリックスが保有を続け、両社が共同で事業を運営する。

オリックス・クレジットは個人向けローンや信用保証事業を手がける。ドコモも2022年7月、申し込みや返済、借り入れをスマホで完結できる「dスマホローン」を始めた。dスマホローンの累計貸付実行額は24年2月時点で370億円を超えたが、競合には見劣りする。

ソフトバンク子会社のLINEヤフーはLINEクレジット(東京・品川)で個人向け融資を手がける。「LINEポケットマネー」の累計貸付実行額は23年1月までに1000億円を超えている。

個人向けの金融サービスでは与信だけでなく審査、回収といった幅広いノウハウが必要になる。LINEクレジットは消費者金融大手のアコムと提携し、与信ノウハウを活用して顧客開拓を続けている。今後はソフトバンク子会社のPayPayとの連携も強化するとみられる。

ドコモは自社の会員基盤とオリックスのノウハウを組み合わせ、ソフトバンクなどに対抗する。

オリックスは250を超える金融機関と提携し無担保ローンの保証を行うなど独自の与信ノウハウを持つ。ドコモの江藤俊弘執行役員は6日、「オリックス・クレジットの商品開発力を生かし、一人一人に最適な商品の提案をしていく」と期待を示した。