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ブロックチェーン未来図の掲示板

ネム(NEM)ブロックチェーンを使う動きが連鎖している。シンガポールにあるInstitute of Blockchain Singapore(ブロックチェーン学院/IBS)がネム(NEM)とパートナーシップを組んだ。Blockchain InstituteとNEMは協力して、ブロックチェーン関連イベントやワークショップなどを開催していくようだ。

ブロックチェーン教育に取り組む「Institute of Blockchain」

Institute of Blockchain(IBS)は、2018年1月に設立。アジアにおけるブロックチェーン教育の進歩と提供に焦点を当てたブロックチェーンスクールで、ブロックチェーンの研究も行っている。そして、ネム(NEM)ブロックチェーンを使用して電子証明書を発行するとしている。

IBSの教授は、「ブロックチェーンの導入は、ネム(NEM)のような信頼性の高いブロックチェーンプラットフォームの日常的な使用から始まる」と述べている。

また、IBSはシンガポール政府の登録済みGebizサプライヤーである。シンガポールの大学の「SUSS」、シンガポールの教育コンサルタントの「Edufied」、教育関係者や学生向けに教育コース等を提供する「IBM Academic」などとパートナーシップを持っている。
※GeBiz=シンガポールにおける、あらゆる公共調達のための政府総合窓口的ポータルサイト

IBSのビジョン

ブロックチェーン教育のため、アジアの主要機関であること。

IBSの使命

活動を通してブロックチェーンエコシステムとのギャップを埋めること。
※現在、1,000人弱の学生がブロックチェーンの教育を受けたようだ。

IBSのロードマップ

2019年:BlockLiteracyとCertified Blockchain Consultantを立ち上げ

2019年:SkillsFutureのWSQとIMDAのCITREP+認定

2020年:ASEAN&IBF認定への拡大

2021年:環境省とCPEのエドトラスト認定

2022年:シンガポール国立CET研究所

考察まとめ

まだまだブロックチェーンでのサービス開発は浸透していないが、ブロックチェーンの優位性に気づいた開発者や企業は徐々にプラットフォームやサービスの開発に取り組み始めているようだ。Institute of Blockchain(IBS)のようなブロックチェーンの教育する機関は、まだまだ必要だと感じる。

今回、IBSはネム(NEM)ブロックチェーンにて電子証明書を発行するとしている。電子証明書は、単なるデジタル化された証明書ではなく、ブロックチェーンと結びつけることで、証明書としての存在と信頼、真正性を確保することができる。

証明書に限らず、デジタル化されたデータならば、同様のことは可能だ。デジタルデータの偽物を排除し、自分が本当に持っていることを確実に証明することができる仕組みは、デジタル業界の起点となるかもしれない。