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ダー様のテ-タイム
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瞬間的に1倍割れをきたすということはたまにはありますから、これを以て記事は「長続きしない」と書いているわけですが、上述のように明らかな景気後退期には半年や一年近く1倍割れを甘受することもあります。
今回は、あくまでアメリカが景気循環の要であるとすれば、当面景気が本格的に後退していくとは考えにくいので、その意味では日本のPBR1倍割れとなった場合は、一時的なもので済むでしょうし、それはすなわち相場の底入れであるということになります。
ただ、安いからといって買えないのです。
一つには、記事が指摘していたように、多くの日本企業がドル円の想定レートを110円前後に置いており、現在105円です。
問題になるのは9月の中間決算です。これが中間期末までにドル高になっていませんと、この分為替差損で業績の下方修正が続出する危険性があるのです。
景気敏感、それも大型が動いてくるためには、どうあっても、米長期金利が明確な上昇になってこないと(米国債が売られないと)いけません。

工作機械受注減だが、1000億円奪回
7月の工作機械受注が発表されています。
前年同期比33%減です。前年割れは10ヶ月連続です。
しかし、総額で1,000億円を確保。6月分は割っていましたから、改善です。1,000億円受注であれば機械産業界は収益が担保されたことになります。
実際、オークマ<6103>は、5Gを見込んだ需要から半導体に動きが始まっているとしているようです。
半導体にもこうした反転の兆候がデータで出始めていますが決定的ではありません。
ただ、ここで機械受注もこの変化に加わってくるとなりますと、景気再浮上のシナリオも、かなり確度が高いということになりそうです。
オークマの株価自体はすべての移動平均線を下回っており、とても安物拾いができる銘柄ではありません。
が、5Gということであれば、たとえば、ベンチマークの一つアンリツ<6754>(機械ではなく、業種は電機ですが)は位置としては、ダッシュに移行できるところにあり、今後注目が集まるかもしれません。