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外食業界で脱プラスチック広がる 容器を植物由来に切り替え
2019年12月1日 11時08分環境
企業の間でプラスチックごみの削減の取り組みが広がる中、外食業界では持ち帰り用の容器などを、プラスチック製のものから植物由来の素材に切り替える動きが加速しています。
このうち、ファミリーレストラン最大手「すかいらーくホールディングス」は、「ガスト」や「ジョナサン」などおよそ2800の店舗で、持ち帰りや宅配に使う容器などを段階的に植物由来の素材に切り替えます。
まず、12月からレジ袋を切り替えるのに続いて、来年の2月からはフォークとスプーンとナイフ、さらに来年中に容器を、植物由来の製品などに切り替えるということです。
会社ではこうした取り組みによって年間およそ150トンのプラスチックゴミの削減につなげたいとしています。
すかいらーくホールディングスの伊藤宏泰さんは「環境への関心が高まる中、会社としても改善できる部分から取り組みを広げて環境問題に貢献したい」と話していました。
また、コーヒーチェーンの「スターバックス コーヒー ジャパン」は、国内に1500ある店舗すべてで年間2億本使われているプラスチック製のストローを来年5月末までに紙製に切り替えます。
会社では、プラスチック製のカップについても、紙製に切り替えるための実証実験を行っていて、外食業界の間で「脱プラスチック」の動きが加速しています。
NHK
鳳凰 2019年6月11日 15:16
日清食品「カップヌードル」の容器 切り替えでCO2削減へ
2019年6月11日 13時43分環境
大手食品メーカーの「日清食品」は、二酸化炭素の排出量削減のため、主力商品の「カップヌードル」の容器に使われている石油由来のプラスチックの半分を2021年度までに植物由来に切り替えることになりました。
日清食品は「カップヌードル」の容器に、保存性を高めるため石油由来のプラスチックを3割程度使用していますが、この半分をことし12月の製造分から、サトウキビを使った植物由来のプラスチックに切り替えることになりました。
会社では、2021年度中に国内すべての「カップヌードル」を新型の容器に切り替えることにしていて、これによって石油由来のプラスチックの使用量をほぼ半分に減らせるほか、ごみとして焼却される際の二酸化炭素の排出量がおよそ16%削減できるということです。
日清食品では「カップヌードル」以外のカップ麺や袋麺でも順次、植物由来のプラスチックに切り替えることにしていて、即席めん国内最大手のこの取り組みが、食品業界にどの程度広がるのか注目されます。
NHK