ここから本文です
投稿一覧に戻る

欧米 株式市場の掲示板


S&P500種は5000を割り込み、過去最高値からの下げを拡大。
ハイテク比重が大きいナスダック100指数は2%余り下げた。大型ハイテク株7強「マグニフィセント・セブン」の半数余りが、近日中に四半期決算を発表する。

人工知能(AI)の熱狂に支えられた高い期待に応えられるかどうかが焦点。
この日はAI銘柄として人気の高いエヌビディアが10%安、
スーパー・マイクロ・コンピューターが23%安と急落とした。

ブルームバーグ・インテリジェンスによれば、ハイテク7強の1-3月決算は38%増益の見通し。これらを除外したS&P500種採用銘柄では、3.9%の減益が見込まれている。


LPLファイナンシャル
「投資家が期待しているのは単なる強い決算ではなく、強いガイダンスだ」と指摘。
「大型ハイテク企業が何らかの失望をもたらせば、今週売られ過ぎた相場は来週、さらに売られ過ぎの領域に深く突き落とされるだろう」と述べた。


国債 直近値 前営業日比(BP) 変化率
米30年債利回り 4.71% -1.7 -0.35%
米10年債利回り 4.62% -1.2 -0.26%
米2年債利回り 4.98% -0.3 -0.05%

アジア時間に10年債利回りを4.50%未満に追い込んだ質への逃避は、米国時間には巻き戻された。投資家の関心は強い米経済データと利下げ先送りの可能性に戻った。

年内の利下げは約38bpで、利下げ開始は11月と織り込まれている。


今週、ハイテク株が圧迫されたのは、台湾積体電路製造(TSMC)が半導体市場見通しを下方修正。ASMLホールディングの受注が予想を下回った。

中東で起きた最新の緊張はいったん落ち着いた。

ランズバーグ・ベネット・プライベート・ウェルス・マネジメントのマイケル・ランズバーグ最高投資責任者(CIO)は「株式相場がここ数週間に下げているのは、利下げ期待が著しくしぼんでいるからだ。1-3月の強い相場を受けて利益確定の動きがあるのは意外ではない」と述べた。

株式相場は2019年以来の好調な一年のスタートを切った後、強い経済が続くことを考慮してもこの先どこまで上昇できるのか、投資家の間では懐疑的な見方が深まっている。