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NQN>☆今週の株式、方向感欠く展開か 海外勢の動向に注目 12/26 07:22


 今週(26~30日)の日経平均株価は方向感を欠く展開となりそうだ。
年末を控えた最終週は新たな取引材料に乏しく、例年売買が低調になりやすい。
今年は11月の米大統領選後に相場全体が急激に上昇し、高値警戒感が強い。
相場の先高観は残るものの、利益確定売りに押される場面も多くなりそうだ。

 前週の日経平均は上値が重い展開となり、週間ベースでの上昇幅は26円にとどまった。
売買も米大統領選後の活況と比べると低調だった。
今週も年末年始を前に目先の利益をいったん確保する売りが出やすい一方、
下値では出遅れた投資家からの買いが入りそうだ。

 20日に付けた年初来高値(1万9494円)を更新して上値を追うためには、
クリスマス休暇明けとなる27日以降に市場に戻るとみられる海外勢が先物にどの程度
買い戻しを入れるかどうかが焦点となりそうだ。

 相場全体を動かす取引材料に乏しいなか、
外国為替市場での円相場が相場の動向を左右するだろう。
1ドル=120円の大台に接近すれば輸出関連銘柄を中心に買いが入って
1万9000円台後半も視野に入りそうだ。

 国内では11月の経済指標の発表が続く。
米大統領選後の円安・株高を受けて経済指標の改善傾向が強まるのかどうかに注目が集まる。
27日には消費者物価指数(CPI)や家計調査、有効求人倍率などが公表される。
28日には国内総生産(GDP)との連動性が高い鉱工業生産の発表も控える。

 海外では米国で27日に10月のS&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数、
12月の米消費者信頼感指数が発表される。

 海外では休場が多い。26日に香港やシンガポールなどをはじめ、
欧米ではロンドン、フランクフルト、ニューヨークが、27日にも香港やロンドンなどが
それぞれ休場となる。
〔日経QUICKニュース(NQN) 柘植康文〕