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☆せんちめんたる・じゃーにー☆の掲示板

ドラマ「すぐ死ぬんだから」

 最近、内館牧子原作の、この連ドラが一番待ち遠しかった。三田佳子主演で、昨日が最終回だった。忍(おし)ハナ(三田佳子)は、酒屋に嫁いだ78歳の平凡な妻。子どもが2人と孫が一人おり、長男が酒屋を継いだ。ある日突然、夫・岩造(小野武彦)が急死した。遺品の整理をしていたら、遺言書が出て来て、認知はしていないが、息子岩太郎(溝端淳平)と、その母・薫(余・貴美子)の事が書いてあり、夫には別の家庭があったことが分かった。ハナも子供たちもビックリ。

 薫は医者をしており、岩造は兄の親友だった。経済的には困っていなかったので、認知をしていらないと言った。薫親子の存在を知ったハナは、長年裏切って来た夫と同じお墓に入りたくないと「死後離婚」を宣言するが、岩造も2つの家族を持って、苦しかったのではないかと思いやる気持ちになって来た。岩太郎はいい子で、ハナはそっけなくはするが、憎くは思っていなかった。

 ハナは「すぐに死ぬんだから」と明るく生きることを考え、酒屋を改造し、かってやっていたような「立ち飲み屋」を始めることにした。岩造は、生前は近所の人と「折り紙同好会」をして楽しんでいた。捨て忘れて残っていたたラクダの折り紙が出て来て、ハナは捨てずに飾りに置いた。

 私のいた職場で、数年前に産休中の人が、上の5歳ぐらいの男の子を職場に連れて来て、1日に数時間仕事をしていた。大人しく利発な子で、折り紙は天才だった。本を見て難しそうな折り紙を「おばちゃん!僕こんなん簡単に折れるで」と言って、サッサと折ってみせて、ホントに感心した事がある。私なんか説明書きの絵を見ても折れなかった。

 以前NHK「100分de名著」を、たまたま見ていたら瀬名英明さんが、動物学者ローレンツの話をしながら、カラスの習性を説明していた。この時瀬名さんを初めて見たが、この人の話し方がとても聞きやすかったのと、通勤で毎朝出会っていたカラスも、うちの前に飛んで来るカラスも、とても賢いので瀬名さんの話に聞き入った。

 ネットで瀬名さんを検索したら「折り紙」の本を出しておられるのを知った。組み合わせが意外で「え?」と思って、その後、瀬名さんの名前を記憶している。

●すぐ死ぬんだから
https://www.nhk.jp/p/ts/MKQG8VMRZ3/

●瀬名秀明 折り紙の世界
http://www.senahideaki.com/origami/index.php