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<コメ偽装>元社長認める 積極的関与は否定 三重・四日市

三重県四日市市の米穀販売「三瀧(みたき)商事」(清算手続き中)によるコメ産地偽装事件で、不正競争防止法違反容疑で逮捕された元社長、服部洋子容疑者(78)が三重県警の調べに、「偽装をしていたことを知っていた」と関与を認める供述を始めたことが、捜査関係者への取材で分かった。一方で、詳細な指示はしていなかったと主張し、積極的関与は否定しているという。

 洋子容疑者はこれまで「私は関係ない」と容疑を否認していた。捜査関係者によると、「社長は知らなかった」としていた元取締役2人=同容疑で逮捕=も、洋子容疑者が偽装を認識していたと供述し始めたという。

 容疑は2013年4月、中国産米を混入させた精米約137トンを国産と偽って販売したとしている。
同社は遅くとも05年から偽装を始めたとみられている。捜査関係者によると、洋子容疑者は、同社が関連会社と共謀して組織的な産地偽装を長期間行っていたことを知っていたと認め、「経営者として責任を感じる」などと話しているという。

 洋子容疑者の元娘婿で関連会社「ジャパンゼネラル」元社長、服部俊昭容疑者(48)は県警の調べに、「偽装は(洋子)社長の指示だった」と関与を示唆していた。

 一方、三瀧商事の取引先である四日市市の製茶会社1社が、伝票を偽造して加工用米を主食用と偽って転売していたとして、県警が同社を米トレーサビリティー法違反容疑で津地検に書類送検したことが、捜査関係者への取材で分かった。三瀧商事はこの製茶会社など市内の2社を通じて加工用米を仕入れ、主食用米として販売する偽装も行っていたとみられている。県警は近く、残る1社も同容疑で書類送検する方針。