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世界史の掲示板

[アムステルダム 16日 ロイター] - 米エール大学は16日、ロシアによるウクライナ侵攻以降、ウクライナ人の6─17歳の子ども2400人以上がベラルーシの施設13カ所に拉致されているとの調査結果を発表した。

ウクライナの検事総長は5月、ロシアの占領地域で特定されている1万9000件以上の子どもの拉致事件について、ロシアへの移送も含めベラルーシが関与している疑いを捜査していると明かしていた。

ロシアは、ウクライナから自主避難を希望する人に人道支援を行っているとし、戦争犯罪との見方を拒否している。

エール大の調査は、ウクライナのドネツク、ルハンスク、ヘルソン、ザポロジエの各州の少なくとも17都市から子どもが拉致されており、現在も継続していると報告。22年9月─23年5月の期間にベラルーシのミンスク地域にある施設に2000人を超える子どもたちが連行されたほか、392人が他の12施設に連行されたことが特定できているとした。

その上で、「ウクライナの子どもの特定、収集、拉致、再教育を行うロシアの組織的な行為にベラルーシが便宜を図っている」と分析した。