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  • GDP

    ジョンソン氏阻止へ空前の「戦術的投票」も-起死回生狙うEU残留派

    2019年12月11日 15:10 JST
    労働党と自民党は候補者一本化の調整に前向きでなかった
    離脱推進派の結集に何とか成功した首相とは明暗が分かれる

    ジョンソン首相 Photographer: Hollie Adams/Bloomberg
    ブレア英労働党政権で報道官を務め、首相官邸のメディア戦略を担当したアリステア・キャンベル氏が12日の下院選投票日に向け、ライバルの自由民主党候補を支持するよう有権者に呼び掛けた。欧州連合(EU)離脱を阻止するのが狙いだ。


      ロンドンの約40マイル(約64キロ)西にあるウォーキンガムでは、EU離脱推進派のジョン・レッドウッド議員と最大野党・労働党、自民党が議席を争う。キャンベル氏は選挙区の有権者に配布したリーフレットで、「労働党に投票すれば保守党を利するだけだ。われわれ全員が党派への忠誠心を脇に置く必要がある。今回は危険があまりにも大きい」と訴えた。


      ジョンソン首相率いる与党保守党は各種世論調査でリードし、EU離脱実現に必要な過半数を下院で獲得する勢いだ。首相を阻止するため、EU残留派はかつてない規模で戦術的投票を促す働き掛けを強いられる。それぞれの選挙区で長年支持してきた候補ではなく、離脱推進派の議員に勝てる可能性が最も高い候補に投票するよう有権者を説得することが課題になる。


      コービン党首率いる労働党と、スウィンソン党首の自民党との間で、親EUの有権者の票が割れることが、離脱反対派にとって厄介な問題だ。離脱阻止で立場を異にする両党は、いずれも候補者を一本化する調整に前向きでなかった。ナイジェル・ファラージュ氏率いる「ブレグジット党」が300余りの選挙区で候補者擁立をやめ、離脱推進派の結集に何とか成功したジョンソン首相と明暗が分かれる。


      EU支持派に戦術的投票を助言するウェブサイトを設立した離脱反対キャンペーン団体「ベスト・フォー・ブリテン」のナオミ・スミス最高経営責任者(CEO)は「コービン氏とスウィンソン氏が協力できない状況は、残留を支持する有権者が自分たちのために自分たちの目的を果たさなければならないことを意味している」と述べた。

  • USD

    トランプ氏、米中合意に明るい見方 関税発動の公算小と農務長官


    [ワシントン 9日 ロイター] - トランプ米大統領は9日、対中追加関税の発動期限が15日に迫る中、中国との通商合意の詰めは順調に進んでいると語った。
    また、ブルームバーグの報道によると、パーデュー米農務長官は、1600億ドル分の中国製品に対する追加関税が15日に発動される公算は小さいとの認識を示した。
    同長官は会合で「15日に発動が予定されている関税が発動されるとは考えていない。何らかの撤回があるだろう」と述べた。

  • GBP

    コラム:英「ブレグジット」総選挙、ポンド相場は安定より混迷か=植野大作氏

    [東京 6日] - 欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)を最大の争点とする英国の総選挙が12日、実施される。ジョンソン首相がまとめた離脱案が是認されるかどうか、日本時間では日付が変わる13日の金曜日に大勢が判明し、その結果はポンド相場にも大きな波乱要因となる。



    <シナリオ1:予想通り保守党勝利>
    まず、ジョンソン首相の保守党が解散前の298議席から上積みに成功した場合を考えてみよう。最新の世論調査では保守党の優勢が伝えられており、市場も保守党勝利を織り込みつつある。
    英議会下院650議席のうち、正副議長などを除いた実質的な過半数は320程度だ。保守党が単独でこれを上回る議席を獲得して離脱協定の批准が確実になった場合、離脱の条件について何も決めずにEUと別れる「合意なきブレグジット」は回避することができ、来年1月末に「合意ある離脱」に向かうことになる。
    この場合、市場には「合意なきブレグジット」のリスクから解放された安堵感が広がり、初期反応ではポンド高に振れそうだ。2016年6月の英国民投票後に起きたポンド安ショックからの戻り高値である1ポンド=1.4ドル台前半を試しに行く展開もあるだろう。
    ただ、そのまま素直にポンド高が続くとは思えない。短期的に上昇したポンドは早晩反落、長期的にはポンド安に向かうだろう。今回の総選挙で保守党が勝って「合意あるブレグジット」が成就しても、EUと別れた後の付き合い方を決める「将来協定」を結ぶための「移行期間」は、現状では2020年末までしかない。
    その間にEUとの自由貿易協定(FTA)を締結できなければ、2021年から市場が嫌う関税障壁が発生する。現在のルールでは20年7月までに1回だけ「移行期間」を延長できるが、仮に「移行期間」を延ばしてFTAを結んだとしても、非関税障壁の発生までは回避できない。自分の力で提供できる商品やサービスの競争力に自信のある優秀な人や企業ほど、活躍の場をなるべく広く保つべく、英国外への引っ越しを検討するだろう。
    英国のEU離脱後に待ち受ける「将来協定」に関する話し合いが難航するにつれ、ポンド/ドル相場は再び下落基調に戻りそうだ。英国民投票後に記録した安値1.18ドル前後の水準を再び目指すのではなかろうか。

  • GBP

    ジョンソン英首相、総選挙で明確な過半数確保へ-与野党幹部が見通し
    Tim Ross、Kitty Donaldson、Robert Hutton
    2019年12月7日 4:15 JST
    労働党地盤のイングランド北部、与党・保守党が支持伸ばす
    保守党が20~35議席差で過半数確保の見込み、労働党幹部も認める
    12日の英総選挙ではジョンソン首相率いる保守党が明確な勝利を収めると、与野党両方が想定していることがそれぞれの党幹部によって明らかになった。


      保守党と野党労働党の幹部5人がそれぞれ匿名で述べたところによると、ジョンソン氏の選挙公約「欧州連合(EU)離脱を果たす」が奏功し、労働党の地盤だったイングランド北部で保守党の支持が伸びている。


      選挙の予想について、それぞれの党上層部の議論に通じているこれらの幹部らは、保守党が20~35議席差で下院過半数を握る公算が大きいとみている。保守党の候補者は全員、首相のEU離脱案を支持すると誓約しているため、少数の差でも過半数を確保すれば、理論上は1月31日の期限までに英国はEU離脱を完了する見通しだ。

  • USD

    輸出依存の新興国債券売りに警戒を-米国債弱気派が報われるなら

    2019年12月5日 4:39 JST 更新日時 2019年12月5日 11:10 JST
    米5年債利回りの動きに最も感応度高いのはタイ、南ア、韓国
    インドとロシアは連動性ほぼない-ブルームバーグ分析
    2020年は米国債弱気派がついに報われる年になるだろうか。

     そうなった場合、新興国市場ではタイと南アフリカ共和国、韓国の債券が最も売られやすく、インドとロシアが最も影響を受けにくい。ブルームバーグの分析が示した。

      この分析では、世界の新興13カ国の債券市場について米5年債利回りの動きに対する感応度を調べた。米5年債との連動性が最も高いのは輸出依存度が高めの国。一方、コモディティー価格への依存が強く、貿易への依存度が低いインドやロシアは最も連動性が小さいことが分かった。


      調査は2011年半ば以降、米5年債利回りが2週間で35ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)を超える動きとなった7つの期間を対象とした。以下の表は、それぞれの国の債券が平均でどれだけ動き、どの程度の連動性が見られたかを示したもの。調査手法の詳細についてはこちら。

    動きの幅(bp)
    米5年債の1bpの動きに対
    し、平均でどれだけ動いたか
    連動性(レシオ)
    平均の動き/
    すべての動きの標準偏差
    連動性が極めて高い


    タイ
    0.36
    2.62
    南アフリカ共和国
    0.70
    2.38
    韓国
    0.47
    2.25
    やや連動性あり


    メキシコ
    1.02
    1.36
    ポーランド
    0.45
    0.93
    ブラジル
    0.57
    0.75
    トルコ
    1.03
    0.72
    インドネシア
    0.60
    0.71
    マレーシア
    0.48
    0.68
    中国
    0.15
    0.52
    連動性なし


    ハンガリー
    0.26
    0.44
    インド
    0.12
    0.29
    ロシア
    -0.49
    -0.37
    出典:ブルームバーグ
      
      米国債利回りについては、米景気改善の兆しが強まる中で急上昇リスクはあるものの、エコノミストらの20年末時点の10年債利回り予想は1%から2.5%まで幅広い。  

    (最終段落に米国債の2020年利回り見通しを加え、見出し含めて更新します)

  • USD

    [ワシントン 27日 ロイター] - トランプ米大統領は27日、香港の反政府デモを支援する「香港人権・民主主義法案」に署名した。

  • GBP

    英総選挙、保守党が過半数上回る359議席の見込み=ユーガブ予測


    [ロンドン 27日 ロイター] - 調査会社ユーガブの予測モデルによると、12月12日の英総選挙でジョンソン首相率いる与党・保守党は定数650のうち359議席を獲得して単独過半数を獲得、その他の政党の議席合計との差は68議席となる見通しだ。


    2017年の前回選挙で保守党の獲得議席は317だった。
    タイムズ紙が掲載したユーガブの分析結果によると、最大野党・労働党の獲得議席は前回の262から減って211となる見通し。
    ユーガブはMRP方式と呼ばれる予測モデルを採用しており、2017年選挙の結果を言い当てた。
    ユーガブの政治・社会調査ディレクター、アンソニー・ウェルズ氏は「2019年総選挙に関するわれわれの最初のMRPモデル予測では、保守党が過半数を獲得する見通しであることが示された」と述べた。
    ユーガブは「政党が変わる議席の多くは労働党が2017年に獲得したもので、保守党が奪う構図になりそうだ」と分析。「これらの選挙区の動向が、保守党の過半数獲得を左右する最も重要な要因になる」との見方を示した。
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    また、モデルの誤差を考慮すると保守党の獲得議席は328─385になる見通しとした上で、来月の投票日まで、有権者が投票方針を変える時間は十分あるとも指摘した。

  • USD

    【要人発言】FRB議長「景気の見通しに大きな修正が必要に・・・」
    11/26 09:04

    パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長
    「現在の金融政策は適切」
    「金融政策は力強い労働市場を支えるのに適切」
    「景気の見通しに大きな修正が必要になれば適切に対応する」

  • USD

    米中「第1段階合意」に非常に近い=環球時報

    [北京 25日 ロイター] - 中国共産党機関紙・人民日報傘下の環球時報は25日、米中通商交渉について「第1段階」の合意が非常に近いと報じた。
    中国は「第2段階」「第3段階」の合意に向けた協議継続にも引き続きコミットしているという。
    中国政府に近い専門家の話としてツイッターで報じた。
    ホワイトハウスに近い関係者などは先週、米中通商協議の「第1段階」の合意が来年にずれ込む可能性があると述べていた。[nL3N280458]
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    中国外務省報道官は25日の定例会見で、環球時報の報道についてコメントを控えたが、米国が平等と相互尊重の原則に基づいて中国と交渉することを期待すると改めて表明した。[nL4N28525D]

    米中両政府の当局者や議員、通商専門家などによると、両国による「第1段階」の合意とりまとめが難航しているなか、「第2段階」の合意が実現する可能性が低下している。[nL4N2850CV]
    オブライエン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は23日、年末までに中国と「第1段階」の通商合意に達する可能性は依然としてあるとの認識を示した。その上で、香港情勢などを巡り中国の動きをけん制したが、暴力行為なしに選挙が実施されれば「良い兆候」になると述べた。[nL4N2840Q7]

  • USD

    米金融政策据え置き方針、確信の程度示されるか-FOMC議事要旨で
    Alister Bull
    2019年11月20日 15:21 JST
    先月末に今年3回目となる米利下げを決定して以降、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長をはじめとする金融当局者の発言回数の多さが際立っている。


      そうした中にあっても、連邦公開市場委員会(FOMC)の同会合の議事要旨は、金融政策をしばらくの間据え置くとする方針について当局者の間の確信がどの程度強いのかをさらに明らかにするだろう。


      先週2回、議会証言に臨んだパウエル議長は、経済見通しの「重大な再評価」がない限り、10月30日の利下げを受けて政策金利は適切な水準にあるとの見解をあらためて表明した。



    パウエル議長(11月14日)
      FRBは米東部時間20日午後2時(日本時間21日午前3時)にFOMC議事要旨を公表する。なお今年最後のFOMCは12月10、11両日に開催予定だ。


      ナットウェスト・マーケッツのエコノミストであるケビン・カミンズ、ミシェル・ジラード両氏は今週のリポートで、「議事要旨が中期的な政策見通しに意味のある変化をもたらすとは考えていない」が、「FOMC見通しの『重大な再評価』とは正確に何を意味するのかについて、市場参加者は手掛かりを求めるだろう」と指摘した。

  • USD

    米中が閣僚級電話会談、懸案事項を協議-第1段階の貿易合意に向け
    Bloomberg News
    2019年11月18日 6:26 JST
    議論は「建設的」、連絡密にすることで合意-中国商務省
    両国は実務レベルのテレビ電話会議で協議してきた-関係者
    米中両国はアジア時間16日に閣僚級電話会談を行い、第1段階の合意に向け双方の中核的な懸案事項について「建設的な議論」を行った。中国商務省が明らかにした。


      同省の発表によれば、米国側の要請により行われた電話会談に中国側から劉鶴副首相、米国側からはライトハイザー米通商代表部(USTR)代表とムニューシン財務長官が参加。双方は引き続き連絡を密にすることで合意した。


      トランプ政権は、第1段階の貿易協議が詰めの段階に入りつつあると説明していた。しかし、協議の最終段階には最も難しく複雑な問題が残っており、再び交渉が決裂する可能性もある。


      クドロー米大統領国家経済会議(NEC)委員長は14日、ワシントンで記者団に、米中貿易協議の第1段階の合意に関して「われわれは取りまとめに近づいている」と発言。「米国側は毎日彼らと連絡を取っている」とし、合意に「近づいている」が、「まだ終了していない」と語った。


      事情に詳しい複数の関係者によると、両国は実務レベルのテレビ電話会議を行い、中国による米農産品購入の時期などの細部の詰めや、知的財産の保護強化の公約などを話し合ってきたという。

  • GBP

    ジョンソン英首相は18日に開かれる英産業連盟(CBI)の年次会合で演説し、12月12日の下院選挙に向けた与党保守党の公約として、年間10億ポンド(約1400億円)相当の法人減税を実施する方針を表明する。


      事前に公表された演説の抜粋で明らかになったもので、欧州連合(EU)離脱に伴う混乱の悪影響を埋め合わせる提案を行い、財界首脳の支持獲得を目指す。

  • GBP

    2019年11月18日 / 12:34 / 5分前更新
    英保守党の立候補者、全員が首相のEU離脱案支持

    [17日 ロイター] - ジョンソン英首相は、来月12日の総選挙について、与党・保守党から出馬する候補は全員、同首相の欧州連合(EU)離脱案への支持を表明した、と述べた。保守党が過半数議席を獲得すれば、同首相のEU離脱案が議会で可決される可能性が大きくなる。
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    同首相は16日遅く公表されたテレグラフ紙とのインタビューで「今回の選挙に出馬する保守党候補635人全員が1人残らず、当選すれば議会で私のEU離脱案に賛成票を投じると約束した。不透明感に終止符を打ち、ようやくEUを離脱できる」と発言した。
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    「有権者に約束する。保守党に投票すれば、保守党が過半数を手にして議会のこう着状態を打開し、EU離脱を実現させる」と述べた。
    16日に公表された複数の世論調査によると、保守党の支持率は2017年以来の高水準で、野党・労働党を大きく引き離し、依然優勢となっている。[nL4N27Y05T]
    ただEU離脱を巡っては、政党や有権者の意見が割れており、アナリストは選挙結果の予測は非常に難しいと分析している。

  • USD

    クドロー氏、米中は第1段階の合意で取りまとめに近いー記者団に
    Shawn Donnan、Ben Livesey
    2019年11月15日 10:04 JST 更新日時 2019年11月15日 10:17 JST
    クドロー米大統領国家経済会議(NEC)委員長は14日、米中貿易協議の第1段階の合意に関して「米国側は現在毎日彼らと連絡を取っている」と述べた。



      同氏は記者団に対し、「われわれは取りまとめに近づいている」と発言。合意に「近い」が、「まだ終了していない」と語った。


      同氏によると、ホワイトハウスの通商チームは中国について議論するため同日会合を開いた。  


      同氏はこれとは別に、欧州連合(EU)製自動車への関税適用の可能性に関する米通商代表部(USTR)の報告書がトランプ大統領に13日に送られ、「同大統領がそれを検討している」と述べた。

  • GBP


    英ブレグジット党、労働党の対立候補擁立へ-保守党に道譲らず
    Thomas Penny、Greg Ritchie
    2019年11月15日 0:12 JST
    英国内のあらゆる選挙区で労働党と闘う-ファラージュ党首
    労働党優勢の選挙区での議席獲得、保守党も狙う

    Photographer: Oli Scarff/Getty Images Europe
    英ブレグジット党のファラージュ党首は、12月の総選挙で労働党の対立候補を擁立すると表明した。一方で同党に対しては、欧州連合(EU)からの離脱を実現させるべく候補者を出さず与党・保守党に道を譲るよう求める声も強まっている。


      ブレグジット党がより多くの選挙区から撤退するとの見方から英ポンドは一時上昇していたが、ファラージュ党首による候補者擁立の意向を手掛かりに売られた。


      ジョンソン首相は自らEUと取りまとめた離脱合意を議会で通過させるため、今回の総選挙では労働党から議席を奪い、保守党の過半数獲得を目指している。しかしブレグジット党の候補者が立てば、労働党の議席を勝ち取ることはより困難になる。


      総選挙の候補者指名は14日午後4時で締め切られる。


      ファラージュ氏はハルで行われた選挙行事に出席し、保守党も狙っている労働党優勢の主要選挙区で、ブレグジット党の候補者を取り下げることはないと示唆。「われわれは立ち上がり、英国内のあらゆる選挙区で労働党と闘う。疑う余地はない」と言明した。


  • Photographer: Jason Alden/Bloomberg
    英総選挙、保守党リード11ptに縮小-ジョンソン氏に閣僚辞任も打撃
    Alex Morales、Kitty Donaldson、Robert Hutton
    2019年11月7日 9:58 JST
    ユーガブの最新世論調査で保守党の支持率は36%、労働党は25%
    ケアンズ・ウェールズ相は元側近が関わった事件を巡り6日辞任した
    英国では下院が6日に解散し、12月12日の総選挙の向けた選挙戦に各党が突入した。欧州連合(EU)離脱を早期に実現するため、与党保守党の過半数の議席確保を目指すジョンソン首相だが、初日に閣僚が辞任し幸先の悪いスタートとなった。


      ケアンズ・ウェールズ相は6日、元側近が関わった事件を巡り辞任した。この元側近は婦女暴行事件について証拠能力に欠ける証言を行い、裁判を妨害したと批判された過去があり、ウェールズ地方選の与党候補に元側近が選ばれる前にケアンズ氏がどの程度事情を把握していたかが問題視された。


      選挙期間中の閣僚辞任は少なくとも過去1世紀なく、近年まれに見る予測不能な選挙戦の序盤で、与党保守党は打撃を被った。


     6日のスカイニューズによれば、ユーガブに委託して5、6日に実施した世論調査で、保守党の支持率は36%、最大野党・労働党は25%となり、その差は週末の13ポイントから11ポイントに縮小した。


      これに先立ち、ジェイコブ・リースモッグ下院院内総務(閣僚級)は4日のラジオインタビューで、2017年の高層アパート火災で亡くなった72人の犠牲者について、「常識的な判断」を示し、アパートにとどまれという消防の指示を無視していれば、何人かは亡くならずに済んだかもしれないと発言した。
      この発言は遺族だけでなく、保守党が現状認識に欠けるという野党の批判に火を付けることを避けたい首相官邸の怒りを買う事態となった。

  • >>81

    賭け屋のデータによると、ジョンソン氏が選挙区で負ける確率は35%。学生や若い家族が大勢流入して人口動態が変わった上、人種的マイノリティーの有権者数も増え、ジョンソン氏に不利になっている。
    ただ、アクスブリッジで労働党候補が勝った前例はなく、英国で現職の首相が議席を失ったこともない。
    アクスブリッジの有権者に1日がかりで話を聞いた感触では、選挙は接戦となりそうだ。ジョンソン氏への愛憎がいかに半ばしているか、ブレグジットがいかに国を分断し続けているかも鮮明になった。
    ジョンソン氏の命運を握りそうなのはテレビ販売員として働くスニル・ポールさん(43歳)のような有権者だ。「ブレグジットはめちゃくちゃだ。国民が結束すべき時に国を分断している。それに彼(ジョンソン氏)が地元民のために何かしてくれたのを見たことがない。時々顔を出すが、地元の問題には関わらない」とポールさんは語る。
    ビジネスマンのギャレス・カーワンさん(42歳)も、ジョンソン氏は地元の病院や学校の改善に興味を示さないと指摘する。「ボリス・ジョンソンはアクスブリッジというよりオックスブリッジ(オックスフォード大、ケンブリッジ大出身のエリート)だ」

    反面、自動車販売店を営むロバート・ライトさんにとって、ジョンソン氏はブレグジットを断行できる救世主と映る。「ボリスなら他の人々ができないこともやれる」とライトさんは話した。

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