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米金融政策据え置き方針、確信の程度示されるか-FOMC議事要旨で
Alister Bull
2019年11月20日 15:21 JST
先月末に今年3回目となる米利下げを決定して以降、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長をはじめとする金融当局者の発言回数の多さが際立っている。


  そうした中にあっても、連邦公開市場委員会(FOMC)の同会合の議事要旨は、金融政策をしばらくの間据え置くとする方針について当局者の間の確信がどの程度強いのかをさらに明らかにするだろう。


  先週2回、議会証言に臨んだパウエル議長は、経済見通しの「重大な再評価」がない限り、10月30日の利下げを受けて政策金利は適切な水準にあるとの見解をあらためて表明した。



パウエル議長(11月14日)
  FRBは米東部時間20日午後2時(日本時間21日午前3時)にFOMC議事要旨を公表する。なお今年最後のFOMCは12月10、11両日に開催予定だ。


  ナットウェスト・マーケッツのエコノミストであるケビン・カミンズ、ミシェル・ジラード両氏は今週のリポートで、「議事要旨が中期的な政策見通しに意味のある変化をもたらすとは考えていない」が、「FOMC見通しの『重大な再評価』とは正確に何を意味するのかについて、市場参加者は手掛かりを求めるだろう」と指摘した。