投稿一覧に戻る あとで気が向いたら読み返そうの掲示板 318 dailyWorker bebe 2021年5月7日 17:17 >>317 2. サンクコストの誤謬(sunk-cost fallacy) 「埋没費用」(サンクコストsunk cost)とは、埋没(サンク=sunk)した費用、事業投資金の内、事業の撤退や縮小を行っても回収できない費用のことである。「サンクコストの誤謬」とは、膨大な投資をした事業を継続した場合、損をするとわかっているものの、投資資金を無駄にしたくないという本能である損失回避(Loss aversion)により、計画を続行してしまう非合理的な心理的傾向である。 【コンコルドの誤謬】(Concorde fallacy) 1962年、イギリスとフランスは共同で、世界初の超音速旅客機「コンコルド」の開発を始めた。世界各国から100機を超える注文が入ったものの、開発を進めていくなかで、航路が制限される、価格が高い、燃費が悪い、といったことが判明したことでキャンセルが相次いだ。開発を継続しても利益の回収が見込めないことが判明したものの、開発を中止した場合、投資した膨大な予算、労力、時間などのサンクコストが無駄となるため開発計画は続行された。最終的には、250機の受注で採算が取れるとされていたものの、16機で生産は打ち切られ、1976年に定期運航が始まったコンコルドは、2003年に全ての就航を終えた。4000億円の開発費に対して、数兆円の赤字だったと言われる。 返信する そう思う0 そう思わない0 開く お気に入りユーザーに登録する 無視ユーザーに登録する 違反報告する ツイート 投稿一覧に戻る
dailyWorker bebe 2021年5月7日 17:17
>>317
2. サンクコストの誤謬(sunk-cost fallacy)
「埋没費用」(サンクコストsunk cost)とは、埋没(サンク=sunk)した費用、事業投資金の内、事業の撤退や縮小を行っても回収できない費用のことである。「サンクコストの誤謬」とは、膨大な投資をした事業を継続した場合、損をするとわかっているものの、投資資金を無駄にしたくないという本能である損失回避(Loss aversion)により、計画を続行してしまう非合理的な心理的傾向である。
【コンコルドの誤謬】(Concorde fallacy)
1962年、イギリスとフランスは共同で、世界初の超音速旅客機「コンコルド」の開発を始めた。世界各国から100機を超える注文が入ったものの、開発を進めていくなかで、航路が制限される、価格が高い、燃費が悪い、といったことが判明したことでキャンセルが相次いだ。開発を継続しても利益の回収が見込めないことが判明したものの、開発を中止した場合、投資した膨大な予算、労力、時間などのサンクコストが無駄となるため開発計画は続行された。最終的には、250機の受注で採算が取れるとされていたものの、16機で生産は打ち切られ、1976年に定期運航が始まったコンコルドは、2003年に全ての就航を終えた。4000億円の開発費に対して、数兆円の赤字だったと言われる。