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ユロ板討論会の掲示板

 本日のロンドン為替市場のユーロドルは、ホルツマン・オーストリア中銀総裁の講演や欧州中央銀行(ECB)、半期金融安定報告に注目する展開となる。
 ホルツマン・オーストリア中銀総裁は、先日、「新型ウイルス感染拡大による危機が大幅に悪化し、治療法などの開発が一段と遅れ、 経済が崩壊し続けた場合、一段の金融政策、および財政政策の導入が検討される必要がある。ただ入手可能な情報に基づくと、現時点で一段の金融支援策を提供する必要はない」と述べており、本日も同様の見解が予想される。しかしながら、ラガルドECB総裁など多数のECB高官は、新型コロナウイルス感染第3波による都市封鎖(ロックダウン)が行動を規制し、景気圧迫要因となっていることで、12月10日の欧州中央銀行(ECB)理事会での追加緩和措置を示唆していることで、追加緩和措置が発動されることは既定路線となっている。
 また、今週は英国と欧州連合(EU)の通商協議が合意に到達する可能性が高まっていることで、関連ヘッドラインに要注目となる。

想定レンジ上限
・ユーロドルの上値目処(めど)は、9月1日の高値の1.2011ドル、ユーロ円は一目・雲の上限の124.73円。ポンドドルは9月2日の高値の1.3403ドル、ポンド円は11月11日の高値の140.30円。

想定レンジ下限
・ユーロドルの下値目処(めど)は、一目・雲の上限の1.1812ドル、ユーロ円は一目・転換線の123.65円。ポンドドルは一目・転換線の1.3254ドル、ポンド円は一目・転換線の138.52円。