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(株)光通信【9435】の掲示板 2020/08/28〜2021/09/02

レオパレス救済に動いた孫正義「本当の狙い」
11/23 JBpress

 一方でこの時期、レオパレスの入居率は下降線を描き、「債務超過」は不可避の情勢となっていた。
当時、筆頭株主だったアルデシアインベストメントは、事実上のオーナーである
9435 光通信の重田康光氏を通じて、レオパレス側へ支援を申し出ていたという。

レオパレスにとって、アルデシアからの申し出はありがたいものだったが、
重田氏側が提示していた支援額はレオパレスの債務超過を解消するには足りず、実現には至らなかった。

 このような紆余曲折の末に、今回、レオパレスの救済に乗り出したのが、一度は引いたかに見えたSBGだった。フォートレスを通じた間接的なものではあるものの、レオパレスの筆頭株主に躍り出た。では、SBGがここまでレオパレスにこだわるのはなぜなのか。

 その謎を解く鍵は、フォートレスがレオパレスへ示した支援スキームにある。

■ 苦戦中の本体をよそに堅調な子会社
 フォートレスが提示した支援には、レオパレスの100%子会社「レオパレス・パワー」の優先株を150億円で引き受ける項目が含まれている。

 信用調査会社などによると、レオパレス・パワーの主な事業は太陽光発電。レオパレスが管理・所有する全国のアパートの屋上にソーラーパネルを設置し、安定的に電力を確保していた。

 同社の売上を見ると、ここ3年は27~28億円を上げて、利益も3~4億円で推移している上、数十億円の現金預貯金に加えて不動産もある。

 つまりレオパレス本体と違い、レオパレス・パワーは、収益を見通せる優良企業といえる。フォートレスは同社の優先株を普通株に転換すれば、同社を支配下に置くことができるのだ。

 しかし、足元の日本国内で事業展開は遅々として進まず、新規顧客の獲得に苦戦している。

 レオパレス・パワーは、約7万棟のアパートの屋上にソーラーパネルを設置している。孫氏は、同社の入居者を取り込めば国内での太陽光事業を拡大できると計算しているのではないか。

 フォートレスは執行役員2人を送り込む予定という。

 事実上、レオパレス・パワーを手中に収めたSBGは、仮にレオパレスが立ち直れば御の字。上手くいかなければ、レオパレス・パワーだけ手元に残しレオパレス本体は売却するという算段かも知れない。