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任天堂(株)【7974】の掲示板 2021/03/06〜2021/03/09

【有機ELパネル報道で妄想】

皆さんおはようございます。週末長文妄想家のF_Hです。

今週は株価の動きに反応する書き込みが多くてその中に埋もれてしまいましたが,ブルームバーグの望月さんが新型Switchのディスプレイについて記事を出していましたね。ただその反応は控えめに言って「限定的」でした。

日経新聞でも4日にエース経済研究所の安田秀樹氏の「現行モデルと比べて発色が異なりユーザーに訴求できる可能性があるが、現段階では売れ行きを見極めにくいとして株価への反応が限られたようだ」というコメントを引用して報道していました。膨大なインデックス売りや任天堂の22年3月期の減益懸念を覆すほどのパワーはなかった,ということのようですね。

有機ELが採用されて外部出力で4K映像が可能となれば,それは「きれいで高精細」ということで進化でしょうし,またパネルが薄く軽く低消費電力になればバッテリーが長持ちして持ち運びもしやすい,というメリットには繋がりそうです。

ただ,任天堂がこれを正面から訴求しそうか,というとそこには疑問符がつくと思います。娯楽体験の本質的な向上に直接的に関係する部分とは言い難いからです。

もし新型機が有機ELパネルを採用する「だけ」であれば,それはProと呼ばれている機体ではなく,「画面がきれいになったモデル」とか「軽量ロングバッテリーになったモデル」程度の位置づけで,前回のバッテリー寿命改良モデルと同等の位置づけくらいが妥当かなと思います(これはこれでスタンダードが上がる点でメリットではありますが)。

一方,有機ELパネルや4K出力だからこそ可能になる新しい体験があるとすれば,それを搭載したモデルこそが上位機種としてふさわしいでしょう。

ではそれは一体何か。ここからが妄想家の遊びですが,以前噂レベルで報じられた「形に驚く」や「2画面仕様の仕込み」も考慮するなら,やはり「出力画面の多様化」かなぁと思います。

まず本体画面の有機EL化ではパネルの薄型化,軽量化,低消費電力化が期待できます。一方リジッド型ですから奇抜な変形タイプは期待できません。これをそのまま1枚載せれば「軽く美しくバッテリー長持ち」な新型(上記の新タイプ)ですが,欲張って2枚載せることができれば新しい遊び方を訴求できるかもしれません。

表示装置が2枚あると真っ先に思いつくのはDSシリーズの資産活用です。Switch Online でDSをエミュレートするサービスを提供することもできるかもしれません。ただ先日のダイレクトでMiitopiaをリメイクする発表があり,必ずしも2画面でなくても資産活用は可能でしょうからDSの資産活用はおまけ的なものになるかもしれません。

ではDSとは別の点で2画面の活用法は,と考えると,1つは純粋に2画面を活用する新しい遊びで,もう1つは「画面のおすそ分け」かな,と思います。

2画面活用のゲームについてはテレビ出力の活用にちょっと疑問符が付きますが,それでも4Kの解像度があれば縦に2つ並べて表示しても必要な解像度が確保されますし,PC用のディスプレイなど縦置きができる装置に対応すればプレイスタイルの幅が広がりそうです。

また,マリオカートのように4人プレーで楽しむゲームを4Kで4分割表示対応にすれば,各プレーヤーでフルHD分の表示領域を確保できます。もし任天堂機で4Kを売りにするなら「フルHDで4人分を同時表示」は訴求力があると思います。

もう1つの「画面のおすそ分け」については,WiiUで培った低遅延の画像転送技術がSwitchで生かせば可能かな,と思います。

現在のSwitchではJoy-Conのみ「おすそ分け」スタイルができますが,もしJoy-Conの片方とともに新型機に搭載の2画面のうち1画面を取り外してワイヤレスで相手に「おすそ分け」ができれば,Switchを持っていない相手にも画面1枚とJoy-Con1個が揃って簡単な対戦ゲームができるでしょう。

相手側はコントローラと表示装置のみで処理は自機側で行う,というある意味ミニマムなクラウドコンピューティングみたいなものです。

思い起こせばWiiUはゲームパッド側に入力装置と出力(表示)装置があり,処理はWiiU本体で行うという,今日のクラウドゲームの最も原始的な姿を提示していました。ただし低遅延には徹底的にこだわり,そこにかなりの開発リソースをつぎ込んでいました。当時の記事を読み返すと,レイテンシーは1/60秒程度にまで抑えられていたそうです。

この技術を2画面(うち1つは着脱可能な)Switchで使えば「おすそ分け」の定義を広げて,これまでゲームコンソールを購入したことがないような人にも訴求がしやすくなるように思います。

有機EL採用でただ単に「色が美しい」「きめ細かい」という特徴をアピールしても「だったら大型の有機ELテレビでPS5をプレーすればいい」という話になりかねませんので,やはりそこには任天堂らしい,遊びの進化・深化・真価に関わる付加価値が欲しいところです。

搭載ディスプレイの「おすそ分け」や外部4K出力を「フルHD×4」として扱う見方はSwitchの「いつでも、どこでも、だれとでも」のプレースタイルをより豊かにすることに寄与しそうに思いますが,皆さんはいかがお考えでしょうか。