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1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第1四半期連結累計期間(2025年4月1日から2025年6月30日)における我が国経済は、企業収益の改善や個人
消費の持ち直しなどを背景に、緩やかな回復基調が続いています。一方で、米国による関税政策の影響や、地政学的
リスク、不安定な為替相場、原材料価格の高騰に起因する物価上昇などにより、景気の先行きには依然として不透明
感が残っています。
当社グループが属する業界においては、脱プラスチックの流れはますます加速しており、カーボンニュートラルや
循環型社会を意識した環境配慮型商品の需要が拡大しています。
このような状況のもとで当社グループは、「“パッケージ×サービス”でお客様に元気を届けるトータルパートナ
ーを目指す」と定めた長期ビジョンの実現に向けて、中期経営計画に沿った活動を継続しております。
(販売部門別活動の状況)
当社グループは、営業販売部門、店舗販売部門、通信販売部門の3つのチャネルを有しています。
[営業販売部門]
営業販売部門では、経済活動の回復を背景に既製品の主力商品、及び特注品の拡販に注力し、受注活動が活性
化いたしました。また、環境配慮型商品の需要拡大もあり売上は増加いたしました。
[店舗販売部門]
店舗販売部門では、イベント需要やインバウンド需要が売上増加に寄与いたしました。特に関西地区の店舗で
大阪・関西万博関連の需要が増えました。また、店舗外商では新規開拓・既存深耕による特注品の獲得が奏功
し、売上は増加いたしました。
[通信販売部門]
通信販売部門の「シモジマオンラインショップ」(当社ECサイト)については、「シモジマモール」への商
品掲載点数が130万点になったことで販売点数が増加し、新規顧客獲得を念頭にしたWEB広告の強化によりサ
イトへの流入数も拡大するなど売上は好調を維持しています。しかし、2025年3月期まで連結対象であった株式
会社グローバルブランドが連結対象から外れた結果、連結での売上は減少いたしました。
これら各チャネルの活動の結果、グループ全体の売上は、前年同期比で引続き増加いたしました。
利益面では、環境配慮型商品をはじめとした当社オリジナル商品の販売が好調であったことから粗利率が改善し、
また前年同期に比べ円高となった影響で、原材料価格が低下傾向に推移したことにより、売上総利益が増加いたしま
した。経費面では、物流費の増加やベースアップに伴う人件費の増加があったものの、販売費及び一般管理費の抑制
に努めたことで、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益ともに前年同期比で増加いたしました。
この結果、連結売上高は151億67百万円(前年同期比4.9%増)、連結営業利益は6億58百万円(前年同期比18.3%
増)、連結経常利益は7億74百万円(前年同期比35.4%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は5億21百万円
(前年同期比42.2%増)となりました。
(商品セグメント別活動の状況)
当社事業は主に紙製品事業、化成品・包装資材事業、店舗用品事業の3つの商品セグメントで構成されていま
す。
〔紙製品事業〕
紙製品事業は、当社創業以来の主力事業としてオリジナルブランドの紙袋、包装紙、紙器を中心に販売してお
ります。特注品の販売は好調を維持しており、また新商品も売上増加に寄与しています。紙袋の有料化や全体的
な需要減少の影響はありましたが、 紙製品事業全体の連結売上高は24億36百万円(前年同期比3.2%増)となり
ました。
〔化成品・包装資材事業〕
中核の化成品・包装資材事業においては、主力のポリ袋、PP袋などの既製品の売上が増加し、また紙容器、
コップ類、おしぼり、カトラリーなどの食品包材の販売が好調に推移しました。その結果、化成品・包装資材事
業の連結売上高は93億11百万円(前年同期比6.8%増)となりました。
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㈱シモジマ(7482) 2026年3月期 第1四半期決算短信
〔店舗用品事業〕
店舗用品事業においては、「店舗及びオフィスで使用するあらゆるものが揃う」をコンセプトに取組んでおり
ます。コスト上昇によりオフィス関連商品の伸びが鈍化しましたが、大阪・関西万博やインバウンドの関連資材
の販売が好調で、店舗用品事業の連結売上高は34億19百万円(前年同期比1.1%増)となりました。
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