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(株)AKIBAホールディングス【6840】の掲示板 2016/06/18〜2017/01/11

メモリー製品販売のAKIBAホールディングス<6840.T>は、IoT(モノのインターネット)市場に本格参入する。スイスに本社を置くトラデックス社のコンピューターモジュールを核に、ソフトウエアの開発と併せて産業分野向けに売り込む。

 トラデックスは、ソフトバンクグループ<9984.T>が買収した英半導体設計大手のアーム社からライセンスを受けるIT企業。アームの技術を使った組み込み用のコンピューターモジュールを手掛ける。高い処理能力と低消費電力が製品の特徴だ。

 AKIBAは心臓部の集積回路と、それを稼働させるための基盤をトラデックスから調達する。用途に応じて自社の製品と組み合わせて販売するほか、関連するソフトウエアの提供や量産の支援までを一貫して事業化する考えだ。

 アームの技術をベースとしたコンピューターモジュールは、スマートフォンやゲーム、電子看板など画像処理が必要な機器で多く使用される。また、今後市場の急成長が見込まれるIoT分野でも、ロボットなどの制御機器や測定装置、遠隔用の監視カメラシステム向けなどで潜在需要が大きいとみられる。

 AKIBAは一部顧客に製品を提供し始めているほか、大手電機メーカーなどへのサンプル出荷を開始している。今後はIoT事業を拡張するためエンジニアを増やす。来3月期以降の収益本格化を目指すが、「既に引き合いが非常に強い」(AKIBAの下津弘享社長)という。

 株価は2月の安値140円を底に、下値を切り上げる動きが続いている。直近は子会社が手掛ける無線LAN「Wi―Fi」を使った行動解析サービスが注目されたことなどで、25日移動平均線と75日線のミニ・ゴールデンクロス(GC)を達成した。

[ 株式新聞ニュース/KABDAS-EXPRESS ]