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シャープ(株)【6753】の掲示板 2017/03/16


新生シャープが目指すIoTをどのように理解したらよいのか、少し調べてみました。日経テクノロジー3.14版に簡潔なレポートがありましたので、引用紹介します。
自動車産業とは違って、世界のIOTで、日本電機メーカーはとっくの昔に遙か彼方に置き去りにされています。いくら優秀な技術だといっても、裏方でしかなく、晴れ舞台の主役は日本企業には回ってこないのです。日本を代表するパナ、ソニーは残念ながらその主役ではなく、世界の主役を担う構想もないようです。
鴻海がシャープを必要とし、東芝の半導体を必要とする理由、現在の超ITバブルの舞台は米国、中国、台湾、韓国であり、その最前線から鴻海はもともとは素性のよい日本と台湾連合を構想しています。技術はあっても志と知恵を喪った日本の電機メーカーを鴻海の構想力と営業力でカバーしようとしています。
シャープを巡る鴻海の構想は、目先の相場しか見ていない我々には異次元の世界であり、理解できそうにありません。しかし、そのポイントを押さえないと、この投資は成り立ちません。

現在のシャープの時価総額は2兆円ですが、
シャープを世界企業に仕立てようとする鴻海にとって、数年のうちにシャープの時価総額は10~20兆円規模に持っていかないと世界では勝負になりません。
また、そのような激烈なスピードをもった戦略計画を立てているでしょう。そのスピード戦略にSBの孫氏が荷担しているので動向に注目する必要ありです

以上がシャープに関する投資判断の重要なチェックポイントであり、はずさなければこの投資は数年でウルトラ級の成功を収めるでしょう。

以下引用ーーー
半導体業界が空前の活況に沸いている。日本では苦戦している半導体メーカーが多いために「半導体は斜陽産業」と見られがちだが、海外では全く違う。今から17年前の2000年に「ITバブル」と呼ばれる時代があったが、それを上回る活況になる可能性さえある。

SNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)関連企業、具体的には米Apple社や米Alphabet(Google)社などが設備投資を非常に増やしているからです。それに伴って、半導体の設備投資も歴史的な高水準に増大しています。2000年に「ITバブル」がありましたが、それ以来の活況になっています。

17年ぶりの大活況がやってきた

 日本でこのような話をすると、「そんな感じが本当にあるの?」と聞かれたりします。実は半導体の市場そのものが、米国・韓国・台湾中心に移行しているのです。その姿は、半導体メーカーの時価総額に、はっきり見ることができます。

 半導体メーカーの時価総額の現在のトップ7社は、すべて海外企業です。韓国Samsung Electronics社、米Intel社、台湾TSMC、米Texas Instruments(TI)社、米Qualcomm社、米Broadcom社、米NVIDIA社です。Samsung Electronics社の時価総額は約24兆円、Intel社とTSMCがそれぞれ約17兆円、TI社が8兆円です。急成長しているのがNVIDIA社です。この1年で3倍以上になり、5.5兆円になりました。

 日本の電機メーカーで、これらの時価総額に匹敵する会社はありません。例えばソニーの時価総額は現在、約4兆円です。

SNS関連7社の時価総額合計は約350兆円で
す。日本企業の全時価総額が約500兆円なので、日本全体の7割にあたる莫大な規模になります。Apple社の時価総額は80兆円です。日本企業は、ソニーでさえ先述のように約4兆円です。日本企業が束になっても、どうにもならないような規模の資金を米国のSNS大手企業は持っています。この資金が、半導体産業にも投資されるわけです。