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(株)ジーエス・ユアサ コーポレーション【6674】の掲示板 〜2015/04/27

【リチウム電池と爆弾は同じ原理】

ミサイルとロケット、原爆と原発が基本的には同じ原理なのはご存じですよね。リチウム電池と爆弾は同じ原理なんですよ。これを説明しましょう。

まず、爆弾というのは爆薬を密閉した状態で化学反応を起こさせて瞬間的に大量の熱エネルギーと気体を発生させることによって爆発します。一密閉容器内で瞬間的に化学反応が起こり大量の熱と気体を発生することによって巨大な圧力、衝撃波を生じで爆発するわけです。爆薬というのは化学的には酸化還元反応に分類され、強力な還元剤(燃料)と強力な酸化剤(酸素や窒素酸化物のような燃焼させる物質)が瞬間的に反応して莫大な熱エネルギーを生じるわけです。

電池というのは爆薬と同様に化学的には酸化還元反応です。ただ、発生するエネルギーを電気エネルギーとして取り出すように工夫したものです。鉛蓄電池や家庭用で普通に使われている電池では爆薬に相当する還元剤は鉛や亜鉛などでそれ自体は反応性が高いものではありませんが、リチウム電池では用いられるリチウムは非常に危険な物質で、爆薬で用いられる還元剤よりも強力な物質なのです。そして酸化剤に相当する物質も普通の電池に用いられるものよりはるかに強力です。

つまり、リチウム電池の負極物質(還元剤であるリチウム)と正極物質(酸化剤である金属酸化物)が直接反応してしまうと、爆薬のように巨大な熱エネルギーを発生するわけです。電池では普通は直接反応しないようにリチウムと酸化剤をセパレーターで分離して電気エネルギーとして取り出すような工夫をしているわけですが、原理的には爆弾と同じです。セパレーターが破壊されてリチウムと酸化剤が直接反応すれば、密閉状態で巨大なエネルギーが発生するとともに電解液が蒸発・分解して大量の気体を発生して高圧状態になって爆発します。

鉛蓄電池や乾電池は外部回路をショートさせたりしても高温になるだけで発火したり爆発したりしませんが、リチウム電池に用いられている化学物質(エネルギー源)は強力な爆薬と変わらないだけでなく、密閉状態で爆発して大量の気体を発生して巨大な圧力、衝撃波を生じることなど、爆弾と同じなんです。

リチウムと酸化剤の距離を離しておけば直接反応する危険性は減るわけですが、内部抵抗が大きくなって放電させるときに多くのエネルギーが熱エネルギーとして失われるので、リチウムと酸化剤をセパレーターで紙一重の位置にしてあるのが致命的で、セパレーターが破壊されれば爆発する可能性が十分あるわけです。一か所で爆発すれば巨大な衝撃波を生じて連鎖的に爆発することも爆弾と同じです。

こんな危ないものを作り続けるとそのうち必ず大惨事が起こりますよ。まぁ、この国の国民は原発安全神話に騙されてフクシマが『死のまち』になっても原発を本気で止めようとしないんですから、リチウム電池が何個火を噴いても止めようとしないでしょう。航空機が1機や2機爆発墜落してもリチウム電池を使い続けると思いますね。

本当に愚かだ、この国は。。。。