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(株)石川製作所【6208】の掲示板 2024/05/13〜

2024年5月13日、ロシア航空宇宙軍は、ウクライナに対する殺傷力を高めるために、Kh-101巡航ミサイルに2つ目の弾頭を追加する改造を行っている。

米軍事サイト『ウォーゾーン』は5月8日、ソーシャルメディアに出回った写真によると、墜落したKh-101巡航ミサイルの残骸の中に2つの弾頭が写っており、1つはねじれた本体の中に、もう1つは側面に散らばっている。ウクライナのメディア『ディフェンスエクスプレス』によると、ミサイルは5月7日夜、ウクライナの防空網によって撃墜された可能性が高いが、技術的な故障が墜落の原因である可能性は否定できない。ウクライナの軍事ブロガーによれば、これは3月下旬から運用されているKh-101巡航ミサイルに第二弾頭が搭載されていることを示す最初の具体的な証拠である。 第二弾頭には鋼鉄製の断片化装置が取り付けられており、ミサイルの殺傷半径と爆発力を拡大するだけでなく、人員とソフトターゲットの両方に対する有効性を高めている。

Kh-101は、主にTu-95戦略爆撃機から発射された旧ソ連の空中発射型巡航ミサイルKh-55SMの近代化された追跡型バージョンである。第二弾頭の追加は、Kh-101の燃料容量の減少を意味し、したがって射程距離も減少する。英国国防省は、双弾頭のKh-101の射程は約1500キロから2000キロに半減した可能性があると評価している。しかし、低い射程距離であっても、ロシアの爆撃機はロシア領空を離れることなくウクライナのあらゆる標的を攻撃できたはずだ。

ロシアはKh-101以外にも、Kh-55巡航ミサイルの核弾頭を取り外して囮にしたり、Kh-22超音速巡航ミサイルにクラスター弾頭を追加して地上攻撃の精度を高めたりと、旧式兵器を改造していると報じられている。

これらの改良は、旧式の兵器をウクライナ戦域のニーズに合わせようとするロシアの試みを反映しているが、より先進的な兵器の不足というジレンマも露呈している。しかし、英国国防省は、二重弾頭のKh-101は、ウクライナとその民間人にとって深刻な脅威である殺傷能力が著しく高くなると指摘している。ウクライナは、こうした脅威やその他の脅威に対抗するため、より効果的な防空を必要としている。