住友金属鉱山(株)【5713】の掲示板 2016/09/27〜2017/03/31

〔ＮＹ金〕３日続落（３０日）

　【ニューヨーク時事】３０日のニューヨーク商品取引所（ＣＯＭＥＸ）の金塊先物相場は、ドル買い・ユーロ売りの加速に伴う割高感などに圧迫され、３営業日続落となった。中心限月６月物の清算値は、前日比８．８０ドル（０．７０％）安の１オンス＝１２４８．００ドル。
　朝方発表された米経済指標は、２０１６年１０～１２月期の実質ＧＤＰ（国内総生産）確定値が市場予想を上回ったほか、週間新規失業保険申請件数も引き続き数十年ぶりの低水準にとどまっていることが確認された。これを受け、外国為替市場ではドル買い・ユーロ売りの流れに弾みが付き、軟調に推移していた金塊は下げ幅を拡大。一時１２４５．３０ドルの安値を付けた。
　その後は、トランプ米大統領の政権運営能力をめぐる懐疑的な見方に加え、英国の欧州連合（ＥＵ）離脱通告、さらに４～５月のフランス大統領選での極右候補台頭など、国内外の先行き不透明感を背景に安全資産とされる金塊は下げ渋る展開。ただ、清算値確定前にはドルが一段高となる中、金塊にまとまった売りが出た。
　金塊現物相場は午後１時５１分現在、８．４０ドル安の１２４４．９４５ドル。

(2017年03月31日 05:12)